「厳にお願いします」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「厳にお願いします」とは? ビジネス用語【一語】

「厳にお願いします」という表現法についての解説です。

「厳にお願いします」とは?意味

「厳にお願いします」は、厳しくお願いしますという意味で厳という表現が相手に対して厳しめにどうするという意味になります。

よって、「厳にお願いします」は、ビジネスでは厳しめにお願いをします」という意味になり、相手側や自分に対して厳しく接するように促す意味になります。

そのうえで、「厳に」は、厳しく接するうえでルールがあり、相手側を傷つけてはいけないというルールを守ることです。

「厳にお願いします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「厳にお願いします」は、ビジネスでは、自分や第3者に対して厳しく接するようにお願いをするという意味で使用します。

よって、新人の教育なんかで相手に対して厳しく接するということになるんですが、問題としては、「厳にお願いします」は、指導法を現す場合、単なるスパルタ教育で終わることがある点です。

つまり、「厳にお願いします」は、禁忌というやってはいけないことの中に相手を傷つけることが含まれていて、スパルタ教育による新人教育で相手側が傷つけられたと証言をし始めると、「厳にお願いします」は、もはや教育ではなく、いじめだと認定されれば、「厳に」という部分が無効になるのです。


「厳にお願いします」を使った例文

・『新人教育につきましては、厳にお願いします』

「厳にお願いします」の返答や返信例

「厳にお願いします」についての返答及び返信は、厳しく接するようにお願いをされたわけですから、「わかった」という感じて返事をして指導を行うという流れでよいでしょう。

「厳にお願いします」は、厳しく接してほしいと望む側に指導をする立場にある人ですから、目上の人であると仮定した場合、敬語を使用する必要性は無いので、「わかった」とか「嫌だ」が返事になります。

よって、指導を放棄したい場合、「断る」という返事も可能で、偉い人から部下へ指導を頼まれた場合のみ、「わかりました」とか「無理です」という具合に答えればよいでしょう。

まとめ

「厳にお願いします」は、厳しくお願いしますという意味でビジネスでは指導を厳しく接するという意味です。

ただし、「厳に」は、厳しく接することですが、いじめでは?という疑問を持つ指導法ではありません。

むしろ相手が訴えてきて明確にいじめだというような指導法は、「厳にお願いします」ではありません。

「厳に」は、ルールがあり、そのルールが個人を傷つけないことなので、個人が傷つく、行き過ぎたスパルタは単なるいじめですので、「厳にお願いします」という表現を逸脱しているので注意しましょう。