「お口にあわないようでしたら」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「お口にあわないようでしたら」とは?
はじめに「お口にあわないようでしたら」の意味を解説していきます。
「口にあわない」は「食べ物や飲み物の味が、好みではないこと」を意味する言葉です。
これは「美味しくない、まずい」とは違う意味の言葉です。
「自分の口にはあわない」と表現しているだけなのです。
これに接頭語の「お」を付けて「お口にあわない」とすることで、丁寧な表現にしています。
また、「ようでしたら」は仮定の表現です。
「もしお口にあわなければ」という言葉を丁寧にすると、語尾が「ようでしたら」になるのです。
「お口にあわないようでしたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「お口にあわないようでしたら」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社で新製品を開発しました。
それは、少し実験的な食品でした。
そのため、人によって好みが分かれそうでした。
その新製品は、発売前に試食会を開催して、最終的に味を調整することにしていました。
あなたは、試食会の会場で、相手に説明する係を担当していたのです。
このような場合には「もしお口にあわないようでしたら、残していただいても結構です」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手は、味が好みでなければ、残せるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、語尾が長くなることです。
「あわないようでしたら」は「あわなければ」で言い換えられます。
より短い表現にすることも、選択肢として考えるとよいでしょう。
「お口にあわないようでしたら」を使った例文
ここでは「お口にあわないようでしたら」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、口に合わなかった場合の行為と組み合わせて使用するのが分かりやすいでしょう。
・『お口にあわないようでしたら、お残しください』
・『お口にあわないようでしたら、無理をなさらずとも結構です』
・『お口にあわないようでしたら、お残しいただいても問題ありません』
「お口にあわないようでしたら」の類語や敬語での言いかえ
それでは「お口にあわないようでしたら」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「お口にあわないようでしたら」の類似表現
まず「お口にあわないようでしたら」の類似表現について解説します。
「お口に」は「お好みに」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「お口にあわないようでしたら」の敬語表現
つぎに「お口にあわないようでしたら」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「お好みではないようでしてら」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「お口にあわないようでしたら」は、味の好みに合わない場合を表現するものです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。