「悩んだ末」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「悩んだ末」とは?
「悩んだ末」は、「悩んだ結果」との意味で使用される言葉です。
「悩んだ」は、「悩む」という動詞が変形したものです。
そして「悩む」は「決断できずにあれこれ考える」との意味で使用されます。
ここでは「悩んだ末」として、「末」を組み合わせています。
このように「末」を加えることで、悩むというプロセスを何度も通過した最終的な結果、とのニュアンスを持つ言葉になります。
このようにすることで、最終的な結果であることと、そこに至るまでに色々と悩んだことを、同時に言い表す事ができるのです。
「悩んだ末」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「悩んだ末」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが会社を辞める事にしたとします。
今までのことを考えると、悩むことも多かったのですが、今後を考えて退職することにしたのです。
このような場合には、「これは、私なりに悩んだ末の結論です」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分が十分に考えた結果として出した結論であることを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「悩んだ末」の使い方に注意しましょう。
「悩んだ末」というのは、十分に考えつくした場合に使用できる言葉です。
軽々しく使用できる言葉ではありませんので、使う場面に注意するとよいでしょう。
「悩んだ末」を使った例文
「悩んだ末」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を加えることで、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『いろいろと悩んだ末の結論です』
・『私なりに悩んだ末に出した結論です』
・『長い間悩んだ末に決めたことです』
「悩んだ末」の類語と敬語での言いかえ
それでは「悩んだ末」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「悩んだ末」の類似表現
「悩んだ末」の類似表現には、「悩んだ挙句」があります。
「末」と「挙句」は同じような使い方ができる類似の言葉だと言えます。
なお、「挙句」には、「行きついた結果」のような意味があるのです。
「悩んだ末」の敬語表現
「悩んだ末」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「悩まれた末」のように言いかえできます。
この場合は「悩んでいる」相手に敬意を示すことになるので、注意して使用するとよいでしょう。
まとめ
このように「悩んだ末」は、悩んだ結果を伝達する場合に使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。