「自他に関わらず」とは?ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「自他に関わらず」とは?
はじめに「自他に関わらず」の意味を解説していきます。
「自他」は「自分でも他人でも」を意味する言葉です。
そのため、文章全体としては「自分でやったとしても他人がやったとしても」という内容を表現したものなのです。
類似の表現でより一般的なのは「自他ともに認める」などのフレーズです。
こちらのほうが聞き覚えが多いはずです。
「自他に関わらず」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「自他に関わらず」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、自分の営業成績を誇らしく思っており、それいついては周囲からも異論がないであろうという状態の場合に、「私の今年度の成績は、自他に関わらずに認めるところだと存じます」などと使うことができます。
この言葉を使う場合の注意点は、常用されていない点です。
そのため、聞いた相手は一瞬疑問に思ってしまう可能性が高いです。
あえてこの表現を使わずとも、自他ともに認めることでしょうなどの表現で言い換えておいたほうが無難とも言えます。
「自他に関わらず」を使った例文
ここでは「自他に関わらず」を使った例文を挙げていきます。
特徴的なのは、この表現自体にはネガティブな要素もポジティブな要素もないことです。
そのため、続く言葉が肯定でも否定でも使用できるのです。
・『自他に関わらず、認めるはずです』
・『自他に関わらず、困難な問題でしょう』
・『自他に関わらず、成功するのは容易でしたでしゅう』
「自他に関わらず」の類語や敬語での言いかえ
それでは「自他に関わらず」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「自他に関わらず」の類似表現
まず 「自他に関わらず」の類似表現について解説します。
「自他に関わらず」は「自他共に」と言い換えることができるでしょう。
こちらのほうが、より一般的な表現であると言えます。
「自他に関わらず」の敬語表現
つぎに「自他に関わらず」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「どなたにとっても」や「どなたであっても」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「自他に関わらず」という表現は、少し聞きなれない言葉です。
しかし、意外に汎用性の高い表現でもあるので、使いこなせるようになっておくと表現の幅が広がる事でしょう。