「その節はすみませんでした」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「その節はすみませんでした」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「その節はすみませんでした」について解説をします。

「その節はすみませんでした」とは?意味

話に出た事柄について、申し訳なく思っている気持ちを表す語です。

「その」は、今話に出ている事柄や、話に出たばかりの事柄を指す言葉です。

「節」は時間の経過の区切り目や、ある一時期を指します。

「その節」とすると、そのときという意味になります。

「すみません」「すまない」の丁寧語です。

謝罪、依頼、お礼などの際の用いる言葉で、この場合は謝罪の意味で用いています。

「でした」は、「だ」「である」の丁寧な表現の「です」に、過去や完了を表す「た」をつなげたものです。

謝罪をするようなことは過去に起こっています。

「その節はすみませんでした」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話に出ている事柄について謝罪をするときに用います。

たとえば、取引先の人と話し合いをする予定があったとします。

しかし、話し手側の都合で予定をキャンセルしてもらいました。

キャンセルをする際に謝罪はしています。

このことがあってから数日後、この取引先の人と会う機会がありました。

そのときに、先日のキャンセルのことが話題にでました。

話し手はキャンセルしたことを申し訳なく思っています。

その際に、以前にあった事柄を指して、謝罪の意を伝えるために、この言葉を用います。

「その節」は、話題に出てきている事柄を指しているので、謝罪する事柄とはまったく関係ない話をしているときに述べると、何について謝罪しているのか理解してもらえません。

「すみません」「すまない」の丁寧語ですが、目上の人に対して述べるなら「申し訳ございません」とした方がより丁寧な印象になります。


「その節はすみませんでした」を使った例文

・『その節はすみませんでした。今後は気をつけます』

「その節はすみませんでした」の返答や返信例

謝罪をしてきているので、受け入れることが一般的です。

許せないようなよほどのことがない限り、許しを与えます。

今後も関係を続けていきたいなら、相手の謝罪を受け入れるのが望ましいです。

何についての謝罪なのかによって、返答内容が少し変わります。

ミスについての謝罪の場合は、今後は同じようなミスがないように注意をする場合があります。

具体的にこのようにして欲しいと伝えると、ミスを防げることでしょう。

まとめ

この言葉は、話題に出てきている事柄について謝るときに使用をします。

謝罪をするようなことがあったときには、そのことが起こってから時間が経過をしてしまっていても、謝罪をすることが望ましいです。

ひと言伝えるだけで、相手の気持ちは変わります。