この記事では「格別のお計らいをいただき」について解説をします。
「格別のお計らいをいただき」とは?意味
特別な扱いをしてもらって、といった意味です。
「格別」は、普通とは程度や事柄が違っていることをいいます。
たとえば、夏に食べる鍋よりも冬の鍋の方が、いっそうおいしく感じることを「冬の鍋は格別」といいます。
「お計らい」は「計らい」に「お」をつけて、相手を敬う言い方にしたいものです。
「計らい」には、取り扱い、処置という意味があります。
「いただき」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
「格別のお計らいをいただき」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、他人から特別な扱いを受けたときに用います。
「お計らい」ではなく、「お取り計らい」を使うこともあります。
「取り計らい」は、物事が順調に進むように考えて処理をすることです。
たとえば、納期に間に合いそいうもないので、納める期限を延ばしてもらった場合が、「取り計らい」が意味するものです。
相手が何かをしてくれたのは、こちらに気を遣ってということもあるでしょう。
気を遣って何かをしてくれたならば、「ご配慮」という言葉を使うこともあります。
「いただき」なので、話し手側が聞き手から何かをしてもらっています。
「いただき」で言葉を切ることはなく、この後にはお礼の言葉が続くのが一般的です。
特別に何かをしてもらったことに、感謝の気持ちを持っていることを伝えます。
この言葉が敬意を表す言い方なので、後に続くお礼の言葉も丁寧にします。
「ありがとう」ではなく、「ございます」を続けた方が丁寧な印象になります。
「感謝しております」「感謝申し上げます」などでも、お礼を伝えることができます。
「格別のお計らいをいただき」を使った例文
・『格別のお計らいをいただき、ありがとうございます』
「格別のお計らいをいただき」の返答や返信例
こちらが何かをしたことで、相手にとって望ましい結果になっています。
望ましい結果になったからこそ、お礼を伝えています。
よい結果となったことはうれしい事柄なので、その結果によろこびを示すとよいでしょう。
相手の気持ちをただ受け取っておくだけという場合もあります。
メールで伝えられた場合は、短くてもよいのでできるだけ返答をします。
返答をすることで、メールを読んだ、気持ちを受け取ったということが伝わります。
まとめ
この言葉は、話し手側が特別に何かをしてもらったときに用います。
特別に何かをしてもらったことで、望ましい結果となっているはずです。
聞き手のおかげなので、相手の行為にお礼を伝えましょう。
この後にはお礼の言葉を続けます。