「ささやかながら」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ささやかながら」とは? ビジネス用語【一語】

「ささやかながら」という言葉についての解説です。

「ささやかながら」とは?意味

「ささやかながら」は、ビジネスでは、謙遜して贈り物や相手に何かを渡す際に、ほんのちょっとのものとか、ほんの少しばかりの気持ちであるという意味を持ちます。

というのも、ささやかというのは、ほんの少しの何かを指し、希望を意味することです。

なので、ビジネスでは「ささやかながら難しいかと」という言葉は、謙遜しつつ希望はありますが難しいという意味になります。

希望を意味する場合も気持ちを表すので、ビジネスでは、「ささやかながら」は、出来ない問題に対して一応希望はあるという意味です。

「ささやかながら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「ささやかながら」は、ビジネスでは、贈り物とか、ほんの少しの希望があるという意味で使用されます。

まず、贈り物の場合は、ほんの少しの気持ちであるという意味であるので、相手側が贈り物として贈呈してきたものに対して、「ささやかながら名贈り物をありがとうございます」と言ってはなりません。

なぜなら、ほんのちょっとの贈り物をありがとうございますと相手に返しているわけですから失礼です。

そして、希望を意味する「ささやかながら」は、ちょっとしか希望がないよと言っているのですから、注意すべくは、実は希望はたくさんあるというケースに「ささやかながら」を使用しないということです。


「ささやかながら」を使った例文

・『ささやかながら、このプロジェクトは無理でしょう』

「ささやかながら」の返答や返信例

「ささやかながら」は、ビジネスでは、プロジェクトなんかに希望がなく、絶望的だというケースで使用されることが多いので、返答や返信については、絶望的だと言われていることに対してどう返事をするかが返答や返信の例になります。

よって、例としては、「それでもプロジェクトを実行しよう」とか、「そうかわかった」という返事が答えです。

なお、この言葉は謙遜なので、謙虚な姿勢で相手に伝えるということはえらいさんに向けた言葉であることが多いので、この例では、回答は若干偉そうでも構わないというニュアンスです。

まとめ

「ささやかながら」は、ビジネスではごくわずかであるという意味なのでプロジェクトなどが「ささやかながら、不可能です」と言われれば、これは、謙虚な姿勢でプロジェクトが破綻していると上層部に掛け合っている言葉になります。

この言葉を聞いて上層部は、どうするかというのが企業の方針になるので、あくまで、「ささやかながら」は、謙虚さを出しつつ、ほんのわずかなものでしかないと言っているのでほんのわずかなものが何であるかがビジネスでは重要で、「ささやかながら」という言葉が相手からの贈り物だったり、プロジェクトの成功率がわずかだったりという意味だったりと「ささやかながら」が持つ意味がとても重要になります。