「ご家族」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご家族」とは?
「ご家族」は、相手の家族に対する敬称です。
「家族」と表現する場面で「ご家族」とすれば、相手や相手の家族に敬意を示していることが分かるのです。
「家族」は「同じ家に住み、生活を共にする者」を示します。
そのため、母親や父親のように、人物を示す使い方ができます。
たとえば、「うちの家族が怪我しました」のように使用できます。
しかし、「家族」が集団そのものを示す場合もあります。
「私たちは家族です」のように使用すると、家族という生活を共にする集団のことを表現する言葉になるのです。
なお、家族の定義はあいまいなものだと言えます。
通常は一親等の親族を示しますが、それ以上の遠縁でも同居していれば「家族」と表現されます。
また、同居していなくても、両親は子供を「家族」と表現できます。
逆に言えば、それ以外の血縁者は「親族」や「ご親族」と表現されるのです。
「ご家族」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ご家族」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、先輩に久しぶりに会ったとします。
昔は一緒に仕事をしており、休みの日には先輩の自宅に遊びに行ったこともある仲でした。
このような場合には、「ご家族はお元気ですか」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手と相手の家族に敬意を示して、「家族」を「ご家族」と表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「ご家族」の範囲に注意しましょう。
同居の一親等という定義を意識して使用することはありませんが、漠然とした範囲が定められています。
また、祖父母などと同居していても、それは両親にとっての一親等であり、家族の集団の内数に含まれることが多いのです。
「ご家族」を使った例文
「ご家族」を使った例文を挙げます。
例文のように、「家族」を敬称で表したのが「ご家族」だと理解していれば、文中で上手に使いこなす事ができるでしょう。
・『ご家族はお元気ですか』
・『ご家族はいらっしゃいますか』
・『ご家族はご一緒ではありませんか』
「ご家族」の類語と敬語での言いかえ
「ご家族」の類語と敬語を解説していきます。
「ご家族」の類似表現
「ご家族」の類似表現には、「ご親族」があります。
「ご家族」と「ご親族」は、類似表現だといえます。
しかし、同じ血縁者でも「ご親族」の方が、示す範囲が広いのです。
「ご家族」の敬語表現
「ご家族」敬語表現で言い換えるのは難しいでしょう。
敬語表現にする場合には、言葉を組み合わせて実現する必要があるのです。
たとえば「ご家族はいらっしゃいますか」のようにすれば、敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「ご家族」は、家族を敬称で表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。