ビジネス用語の「御歓談の最中に」はどんな意味がありどのような状況で使う言葉なのでしょうか。
「御歓談の最中に」とは?意味
「御歓談の最中に」とは、「楽しく話している途中に」という意味で使われるビジネス表現です。
「御歓談の最中に」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「御歓談の最中に」の「歓談」とは「和やかに打ち解けて楽しく話をすること」という意味で使われるビジネス表現です。
言葉そのものは一般的なものですが基本的にビジネスの世界以外ではあまり使われません。
ビジネスの世界では人との信頼関係をつなぐためのコミュニケーションが重視されます。
会社同士の関係や取引相手との信頼はもちろん国同士の関係など立場や所属が異なる者同士で良い関係を築けるかどうかは最重要課題と言っても過言ではありません。
関係性が重視される世界で良い関係を築くために行われるのが「歓談」です。
本来は仲の良いもの同士が話す様子を表す言葉ですがビジネスの世界では仲が良くなるために行われる会話のことも含みます。
初対面の者同士がこれから仲良くなるために話すのも歓談です。
一般的に歓談という表現が用いられるのはパーティーやレセプションなど交流を目的とした集まりのときです。
交流を目的に行われる集いでは社交のために色々な人と会話が行われます。
他愛もない話題から重要な会談まで話す内容は様々ですが、そのような集まりの場で行われる会話は全て歓談です。
パーティーやレセプションで出席者はもてなされる側なので丁寧な言い方である「御歓談」が使われます。
このような集まりの場では予定していた式次第があるので皆が話で盛り上がっている途中に挨拶が行われたり催し物を実行したりすることがよくあります。
歓談で盛り上がっているところに割り込む形で何かする時に用いられる表現が「御歓談の最中に」です。
社交のために盛り上がっている話の只中に、という意味で使われる言葉で割り込む形になる事を詫びると同時に衆目の興味を引くために用いられます。
「御歓談の最中に」を使った例文
・『ご歓談の際中に申し訳ありません』
・『ご歓談の最中になりますがここでゲストを紹介いたします』
・『ご歓談の際中に割り込んでしまい申し訳ございません』
「御歓談の最中に」の返答や返信例
・何か御用ですか
話している最中に割り込まれる形になるので何か緊急事態や急ぎの用件である可能性が考えられます。
まずは何の用件なのかを確認しましょう。
・後にしていただけますか
歓談の内容がとても重要で最優先すべき事柄である場合は割り込んできた相手に応対する必要はありません。
今の話が最優先であることを伝え後にしてもらいましょう。
まとめ
「御歓談の最中に」はパーティーやレセプションなどの集まりで必ず耳にする表現です。
定型句として使われる言葉なので意味と使い方を知っておきましょう。