この記事では、ビジネスシーンでしばしば使われ表現の「お付き合いいただければ幸いです」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。
「お付き合いいただければ幸いです」とは?意味
「お付き合いいただければ幸いです」とは、「社会的な交流をしてもらえたら嬉しい」と言った意味の丁寧な敬語表現です。
「お付き合いいただければ幸いです」の表現を言葉毎に分解して、少し詳しく説明します。
まず「お付き合い」は「付き合い」の敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
「付き合い」には男女の交際の意味もありますが、ビジネスにおいては、「社交上の人と人の交流や、会社と会社の交流」と言った関係性を意味します。
また「いただければ」は「もらう」と言った意味を持つ謙譲表現の補助動詞の「いただく」に仮定を表す「れば」が付けられた言葉で、「~してもらえれば」と言った意味の敬語表現となります。
そして最後の「幸いです」は「嬉しい」を意味する「幸い」に丁寧語の「です」が付けられたものです。
以上の言葉を繋ぐと、「お付き合いいただければ幸いです」は「社会的な交流をしてもらえたら嬉しい」との意味の丁寧な敬語表現となるのです。
「お付き合いいただければ幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスにおける「お付き合い」は、先に「社会的な人と人との交流」や「会社と会社の交流」と説明しましたが、具体的には次のようなことを指して使われます。
まず人と人の交流では、同僚として、上司部下の関係として、取引先の人と人など、ビジネス上で関係性がある人の交流と言った、広い意味で使われることがあります。
また仕事を一緒にしたり、飲食を共にしたり、どこかに同行したりと、一緒に行動することを指して使われることもあります。
さらに会社と会社の交流と言う意味では、取引を行う関係や、もう少し深い業務提携や技術提携の関係性等に使われます。
こうしたビジネス上の人対人や企業対企業の関係性や具体的に行動を共にすることを望む際に、この表現が使われるのです。
「お付き合いいただければ幸いです」を使った例文
・『今回は新製品のご紹介をさせていただきます。30分ほどお付き合いいただければ幸いです』
・『今回の取引を機に、今後末永くお付き合いいただければ幸いです』
「お付き合いいただければ幸いです」の類語や言い換え
ビジネス上での「お付き合い」の類語としては、使うシーンに応じて「ご交宜」や「ご交友」や「ご一緒」や「お取引」等が挙げられます。
従って、「ご交宜いただければ幸いです」や「ご交友いただければ幸いです」や「ご一緒いただければ幸いです」や「お取引いただければ幸いです」と言い換えることが出来ます。
また敬語表現の部分を換えて、「お付き合いいただきたく存じます」や「お付き合いいただければ幸甚です」等と言い換えることも出来ます。
まとめ
「お付き合いいただければ幸いです」とは、「社会的な交流をしてもらえたら嬉しい」と言った意味の丁寧な敬語表現です。