「もし採用していただけましたら」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「もし採用していただけましたら」とは?
「もし採用していただけましたら」は、「もし採用してもらえたら」との意味で使用される言葉です。
ここでは謙譲語と丁寧語を使って、言葉を言いかえています。
「もし」は仮定を示す表現です。
「たら」や「れば」と組み合わせて使用する事で、未確定な状態や事実を、仮定して表現する事が可能です。
また「いただく」は「もらう」を意味する謙譲語です。
これに丁寧語の「ます」を加えると「いただきます」になります。
さらに実現可能の意味を付与すると「いただけます」になるのです。
「もし採用していただけましたら」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「もし採用していただけましたら」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが上司に新企画を提案したとします。
その企画が上手くいけば、会社を支える事業に成長する見込みでした。
このような場合には、「もし採用していただけましたら、会社の柱になる事業にしてみせます」と述べるとよいでしょう。
これにより、採用された場合を仮定して、自分の気持ちを相手に伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、「いただけましたら」の使い方に注意しましょう。
「いただけましたら」と「いただきましたら」は、似ているようで違う意味を持ちます。
実現可能の意味が付与されるか否かで、選択する言葉が変わるのです。
たったの一文字の違いで意味に違いが生じるので、十分に注意して使い分けるとよいでしょう。
「もし採用していただけましたら」を使った例文
「もし採用していただけましたら」を使った例文を挙げます。
例文のように、「たら」で仮定した言葉に対して、続ける言葉を加えるとよいでしょう。
・『もし採用していただけましたら、成功させて見せます』
・『もし採用していただけましたら、皆様のお力になれるかと存じます』
・『もし採用していただけましたら、全力で貴社に貢献いたします』
「もし採用していただけましたら」の類語と敬語での言いかえ
「もし採用していただけましたら」の類語と敬語を解説していきます。
「もし採用していただけましたら」の類似表現
「もし採用していただけましたら」の類似表現には、「もし採用していただければ」があります。
「たら」と「れば」は、同じように仮定を示す使い方ができるのです。
「もし採用していただけましたら」の敬語表現
「もし採用していただけましたら」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「もし採用してくださいましたら」に言いかえできます。
まとめ
このように「もし採用していただけましたら」は、採用してくれた場合を仮定するフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
