この記事では、ビジネスシーンでもよく使われる言葉の「お邪魔します」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。
「お邪魔します」とは?意味
「お邪魔します」の読みは「おじゃまします」で、言葉通りの意味は「相手の仕事の邪魔をすること」ですが、転じて「人の家などを訪問すること」を意味する言葉として使われます。
また「人の家などを訪れた際に、招き入れられた時にかける挨拶」として使われる慣用的表現です。
この言葉は、「邪魔」に謙譲の意味の接頭辞の「お」が付けられ、また丁寧語の「ます」が使われいる点、および「邪魔する」の持つ意味から、謙譲の気持ちが込められた言葉です。
この「お邪魔します」の表現を「お邪魔しました」と過去形にすることで、訪問した後、帰る際の挨拶として使うことも出来ます。
「お邪魔します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お邪魔します」を挨拶として使う場合、相手の方の自宅や会社を訪れて、訪れたことを告げ、相手の方から「お入りください」や「お上がりください」と招き入れる言葉を掛けられてから言うべき挨拶です。
招き入れる言葉を掛けられる前に、「お邪魔します」と言うのは、使うタイミングとしては間違いです。
またビジネスシーンでは、相手の会社を訪れた際だけでなく、会議室に案内され、会議室に招き入れられた際にも使われます。
「お邪魔します」は先に説明した通り、謙譲の気持ちが込められた敬語表ですが、さらに敬意を高めたい場合には、「お邪魔いたします」や「お邪魔させていただきます」とするのが良いでしょう。
蛇足ですが、挨拶としての「お邪魔します」は、言葉の成り立ちから、日本人の礼儀正しさと、相手を思いやる気持ちの強さを表す言葉の代表例だと、しばしば言われます。
「お邪魔します」を使った例文
挨拶以外で使う例文
・『来週月曜の午後にお邪魔したいと存じますが、ご都合はいかがでしょうか』
・『明後日、Aさんのお宅にお邪魔する予定になっています』
挨拶として使う例文
・相手の方から『どうぞお入りください』と招きいれられた後に、『ありがとうございます。お邪魔します』
「お邪魔します」の類語や言い換え
「お邪魔します」の類語としては、「訪問する」
や「伺う」や「訪れる」や「参上する」や「出向く」等が挙げられます。
また、挨拶の言葉としての「お邪魔します」は、敬語を高めた言い換えは、先に説明した通りです。
さらに「失礼します」や「失礼いたします」と言い換えることも可能です。
まとめ
「お邪魔します」は「人の家などを訪問すること」を意味する言葉です。
また「人の家などを訪れた際に、招き入れられた時に掛ける挨拶」として使われる慣用表現です。