「どちらになさいますでしょうか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「どちらになさいますでしょうか」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「どちらになさいますでしょうか」について解説をします。

「どちらになさいますでしょうか」とは?意味

複数あるものの中から一つを選んでくださいといった意味です。

「どちら」は、不特定のものを指す言葉です。

複数あるものの中から一つだけを限定しないで取り上げる際に用います。

たとえば、緑茶とコーヒーがあり、2つのうち1つを選んで欲しいとします。

それを表す場合は「どちらを飲みますか」というような表現をします。

「なさいます」「なさる」「ます」をつなげたものです。

「なさる」「する」「なす」の尊敬語で、その行為を行うという意味です。

「ます」は敬意を表します。

「でしょうか」「だろうか」の丁寧な表現で、はっきりしない事柄を問う意です。

「どちらになさいますでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、2つあるもののうち一方を選んで欲しいときに使用をします。

たとえば、茶色いコートとグレーのコート、2つのうち1つを選んで着ていくことにしたとします。

どちらを選んで着ていきますかということを問うときに、この言葉が使用されます。

3つ以上の中から選ぶときには使用しません。

2つよりも数が多いものの中から選ぶときには、「どれに」という言葉が使用されます。

「でしょうか」「だろうか」の丁寧な表現で、問いかけの意があるのですが、この場合は「でしょうか」と表現しなくてもよいでしょう。

「どちらになさいますか」でも意味は通じ、また失礼にはなりません。

「なさいますでしょうか」では、言葉が長くて意味を理解しにくくなります。

目上の人、自分と同等の者などに使用できる言葉です。


「どちらになさいますでしょうか」を使った例文

・『紅茶とコーヒー、どちらになさいますでしょうか』
・『A案とB案、どちらになさいますでしょうか』

「どちらになさいますでしょうか」の返答や返信例

選ぶように求められているので選んでください。

自分の好きな方を選んで構いません。

重要な決定事項の場合は、じっくり考える必要があります。

考えるための時間が必要なときには、時間が欲しいことを伝えて、相手の許可を求めてからじっくりと考えるとよいでしょう。

一人で考える必要はなく、他人の意見を参考にして考えてもよいです。

どちらにするか尋ねてきた人の意見を聞いてもよいし、別の人の意見を聞いてもよいです。

偏った意見にならないように、いろいろな人の意見を聞いてみるとよいでしょう。

まとめ

この言葉は、複数の中から一つを選んで欲しいときに使用をします。

話し手が勝手に決めてしまうのではなく、相手に尋ねて、相手に選んでもらうときに使用するものです。