「お答え致しかねます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お答え致しかねます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「お答え致しかねます」という言葉について説明していきます。

「お答え致しかねます」とは?

答えることができないという意味で、選考理由や抽選に関わる仕組みなど企業やサービスの運営上秘密にせざるを得ないことに対して使われる言葉です。

ただし、疑問を持った利用者にある程度納得感を持ってもらわないといけない部分もあり、単にお答え致しかねますだけではなく答えられない事情を言える範囲で説明したほうがベターな場合もあります。

「お答え致しかねます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点 言葉として「お答え致しかねます」を何度も使うとあまり印象が良くならないので、いくつかの質問例に対してまとめて「お答え致しかねます」としたほうが良いでしょう。

口頭では「答えられないことですね」など柔らかい言い方にしたほうがベターなことも多くあります。


「お答え致しかねます」を使った例文

・『選考の経過に関しての質問はお答え致しかねますのでご了承ください』
人材採用などで使われるケースの例文で、採用する側からの連絡はあるものの、連絡するまでの質問はしないでほしいという意図になり、落選しても質問は受け付けられないということになります。

・『他社製の製品との互換性についてはお答え致しかねます』
自社製品の説明で使われる例文で、SDカードやUSBでは互換性を発表しているケースがあり、独自規格を持った製品ということになり、一般ユーザー向けにはそう多く使われるケースではないでしょう。

・『個々の査定金額についてはお答え致しかねます』
買取サービスでの使われ方で、商品ひとつひとつの買取価格が不明で合計金額のみの表示というときに使われます。

「お答え致しかねます」の類語や敬語での言いかえ

類似度が高い言葉では「お答えできかねます」意味の近い言葉では「お答えすることはできません」意味は近いもののニュアンスが違う言葉では「秘密となっています」などが挙げられます。

「お答え致しかねます」の時点で敬語で、「ご了承ください」をつけたほうが丁寧ですが、言葉としてあまり工夫することはないでしょう。

「お答え致しかねます」の類似表現

答えることができない、または答える設備がないという意味合いの表現が類似語と言えますが「お答え致しかねます」が短くまとまった言葉で広く使われており、類語としては「お答えできません」という言葉のケースも見られます。

「お答え致しかねます」の敬語表現

この時点で敬語となっていて、敬語を抜くと「答えられない」になります。

「お答え致しかねます」の返答や返信例

了解しました、わかりましたなどの返答が理想的ですが、文書で書かれて返答がいらないケースも多くなります。

まとめ

お答え致しかねますという言葉は秘密にせざるを得ない事柄、会社では責任を持ってフォローできない事柄があるという際に使われます。

定型文レベルに使われている言葉でもあります。