「毛頭ありません」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「毛頭ありません」とは?意味
「毛頭ありません」は、ビジネスの世界では、まったくないという意味で使用され、逆らう気持ちなどが全くないというような感じで使用されます。
ちなみに「毛頭」は、髪の毛先のことで、毛先がないと言っていて髪の毛の中で最も長く存在している部分がないと言っているわけです。
よく間違えている方がいて、「毛頭ありません」の語源は毛頭ない=禿げ頭だという認識がありますが、詳しくは、毛先がないというのが語源です。
「毛頭ありません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「毛頭ありません」はビジネスにおいては、逆らう気持ちなどは全くないという意味で使用します。
もしくは、相手の質問とか答えに対して真っ向から反対する際に使用します。
ただ、この言葉、毛頭という部分は敬語ではなく、ありませんという部分が一応敬語の扱いになるんですが、否定形の敬語なので相手に対して強く全くないという否定をするのでこの言葉は相手の意見を否定するという意味であるという点を注意して使用するべきでしょう。
また、「毛頭ありません」は、やるべきことについて反対の意見を言うことなのでニュアンス次第では、やる気がありませんという意味になるので注意です。
「毛頭ありません」を使った例文
・『逆らう気は毛頭ありません』
・『事務処理の仕事をする気は毛頭ありません』
・『仕事をする気は毛頭ありません』
「毛頭ありません」の返答や返信例
「毛頭ありません」についての返答及び返信については、どのようなことについて全くないと相手が述べているかが返事になります。
なので、「働く気が毛頭ありません」と社員が述べたと仮定した場合、社員の上司である立場なら、働く気がないという社員大して告げることは、「首になりたいのか?」とか、「そうか」だけ言って、自分よりも上の立場である人物に相談したのち、解雇通告の作成をして相手に渡すというのがおそらく働く気がない社員に対して取れる上司の行動でしょう。
なので、この言葉への返事はどういった内容であるかを判断してから、上司や社員という立場に応じて処理するというのが返答及び返信例です。
まとめ
「毛頭ありません」は、ビジネスにおいては逆らう気がないということなんですが、それと同時にそれはやる気がないという意思表示だったりします。
つまり、「事務職については毛頭ありません」と言えば、事務の仕事は全くないという意味になり、事務の仕事をしたくないという意思を示すのです。
よって、「毛頭ありません」は全くないですと、否定するという意味から良い意味では、逆らう気がないという意思を示すのですが、悪い意味では、やる気がないという意思表示もできてしまうのです。