「気負わず」という言い回しについての解説です。
「気負わず」とは?意味
「気負わず」は、気負うという勇み足で気持ちが昂ることの意味の真逆で、ビジネスにおいては、冷静な判断のことや落ち着いた行動を指します。
なお、似たような言葉に「気張らず」という言葉があるんですが、こっちは、ビジネスではきばるという言い方がお手洗いを連想させるがゆえ、あまり使用しません。
「気負わず」のほうが、自らの状態を即座に連想できるため、こちらのほうが無難にビジネスでは、落ち着いた行動という意味で使用します。
「気負わず」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「気負わず」は、今風の日本語の活用方法で、冷静な判断や冷静な行動という意味でビジネスでは使用します。
なので、注意点としては、この言葉は、一応日本語の五段活用に入る言葉で日本語の基礎なんですが、まれに日本人でも理解してもらえないことがある点です。
そうした場合、普通に落ち着いた行動とか、冷静な判断でと言った方が日本語を理解してもらえるでしょう。
若しくは、「気負う」という言葉の意味を説明したうえで、わずという言葉が未然のことを意味するので、気負うという言葉を否定するとさらに説明して、言葉の意味を教えてあげるとよいでしょう。
「気負わず」を使った例文
・『気負わずに行けと上司は言うが、冷静に落ち着いた判断をしていたのではおそらくこの企画はポシャるだろう』
・『気負わずに行けと上司は言うが逆に考えると気負わずに行くのは、自分は、上司に期待されていないのではないかと予想した』
「気負わず」の返答や返信例
「気負わず」は、ビジネスでは、冷静な判断や、落ち着き払った行動を意味するので、落ち着けと言われた側は、どう返すか?と言うのが答えです。
よって、「わかりました」と言えば、落ち着けと言われたことに肯定したことになり、「無理です」と言えば、落ち着くことは難しいと述べたことになります。
もっと言うと、上司がこの言葉を使用した際、日本語の五段活用をあまり勉強していなかった場合、「気負う」という言葉自体が理解できない可能性がありますので、そうした場合、「気負わずとは?」と上司の方に聞き返すことも答えとしてあり得ます。
まとめ
「気負わず」については、気負うという同士が変化して、日本語の5段活用の一つから派生した言葉になります。
なので、「気負う」という言葉をまず理解している必要があり、これは、冷静さを欠いて勇み足で沸き立つことです。
それを負わずで否定することから、「気負わず」は、ビジネスでは冷静でいることを意味するのです。
なお、これは日本語の基礎ですが、日本人でも言葉の変化を正確に説明することは難しいでしょう。