「間もなく」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「間もなく」とは?
「間もなく」は「まもなく」と読みます。
ここでの「間」とは、時間的な間隔のことを示しています。
何かが起きるまでの間がないことを「間もなく」と表現します。
つまり、「時間的な間隔もないほどに」や「すぐに」との意味で使用される言葉なのです。
「間もなく到着する」と言えば、待つほどの時間もないほど、すぐに到着することを表現できます。
このように使用することで、「すぐに」と表現するのと同じ意味の言葉として成立するのです。
「間もなく」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「間もなく」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたのオフィスに来客があったとします。
その来客の目的は、部長を訪問することでした。
しかし、部長は外出していて不在だったのです。
そして部長からは、もうすぐオフィスに到着するとの連絡があったのでした。
このような場合には、「大変お待たせしてしまいましたが、部長は間もなく到着するそうです」と述べるとよいでしょう。
これにより、すぐに部長が到着することを、上手に言いかえて相手に伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、「間もなく」の使い方に注意しましょう。
これは「すぐに」と同じ意味の言葉です。
そして、「間もなく」も「すぐに」も、とても感覚的な言葉なのです。
五分後に、十秒後になどに比べれば抽象的な言葉なのです。
そのため、相手が感じる時間と自分が感じる時間に、認識の差異が生じやすいのです。
「間もなく」を使った例文
「間もなく」を使った例文を挙げます。
例文のように、「すぐに」や「間をおかずに」などの意味で使用すれば、文中に上手に組み入れる事ができるでしょう。
・『間もなく到着するとのことです』
・『間もなく発送いたします』
・『間もなく出発したいと考えます』
「間もなく」の類語と敬語での言いかえ
それでは「間もなく」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「間もなく」の類似表現
「間もなく」の類似表現には、「すぐに」があります。
「間もなく」も「すぐに」も、長い時間を待たなくてもよいことを表現する類似の言葉なのです。
「間もなく」の敬語表現
「間もなく」を、敬語表現にすることは難しいと言えます。
ここには、敬語に変換するべき動詞が存在しないのです。
この言葉を敬語表現にするためには、組わせる言葉で工夫するべきです。
たとえば「間もなく到着いたします」のようにすることで、敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「間もなく」は、「すぐに」と同じ意味を持つ言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。