この記事では「遠路はるばるお越しいただき」について解説をします。
遠いところからわざわざ来てくれてという意味です。
「遠路」には、遠い道のりという意味があり、ある地点とある地点との隔たりが大きいことでをいいます。
「はるばる」には、隔たりが大きいさまという意味があります。
距離的なことにも時間的なことにも使う言葉です。
「お越し」は「行くこと」「来ること」の尊敬語を指します。
行ったり、来たりするのは、敬うべき人です。
「いただき」は「いただく」を指し、話し手や動作を受ける者にとって恩恵になることを他人から受ける意を表します。
「遠路はるばるお越しいただき」とは?意味
この言葉は、遠くからやってきてくれた聞き手に対して使用をします。
わざわざ長い距離を移動してきてくれたことに対して、感謝を述べる際に主に用いるものです。
そのため、「いただき」のあとには「ありがとうございます」などお礼の言葉が続きます。
聞き手を敬う表現をしているので、後に続く言葉も丁寧にすれば、目上の人に対して述べても失礼にはなりません。
「遠路はるばる」という表現ですが、「遠路」にも「はるばる」にも遠いという意味があるので、「遠いところからお越しいただき」としてもよいでしょう。
この言葉は、遠いところからやってきた人にだけしか使用することができません。
遠いとは距離的にどれくらいなのか定義はありませんが、電車で数十分で移動できる距離の場合は、使用しない言葉です。
他県からやってきた場合は、この言葉を使用しても違和感はないでしょう。
「遠路はるばるお越しいただき」を使った例文
・『遠路はるばるお越しいただき、ありがとうございます』
・『遠路はるばるお越しいただき、感謝しております』
「遠路はるばるお越しいただき」の返答や返信例
わざわざ遠いところからやってきて、その人に会うことができたので、会えてうれしい気持ちを伝えてみるとよいでしょう。
会えてうれしいといわれて嫌な気持ちになる人はいません。
わざわざやってきたのには、理由があるはずなので、その目的を達成させましょう。
会議に出席する、商談をするなど、何らかの目的があるはずです。
この言葉への返答として、その目的についての話をする場合もあります。
遠いところからやってくることが大変だったかもしれませんが、苦労自慢はしないことが望ましいです。
まとめ
この言葉は、遠方からわざわざやってきてくれた人に対して述べるものです。
長い距離を長時間かけて移動をし、苦労をしているはずなので、やってきてくれたことに感謝を伝えましょう。