「楽しみにお待ちしております」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「楽しみにお待ちしております」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「楽しみにお待ちしております」の意味を分かりやすく説明していきます。

「楽しみにお待ちしております」とは?意味

「楽しみにお待ちしております」は、「相手と約束したことに期待を込めて心待ちにすることを伝える丁寧な表現」という意味です。

相手とゴルフや食事会など約束している時や、遠くからはるばる会いに来てくれる時などに、そのことを楽しみに期待していると伝える表現です。

相手に対し思いやりの気持ちに溢れた言い回しですが、「楽しみ」という言葉が少し軽いイメージがします。

ビジネスで目上の人や取引先の人などと約束している場合には、より丁寧に「心よりお待ち申し上げております」に言い換えた方が良いでしょう。

「心よりお待ち申し上げております」の成り立ち

「心よりお待ち申し上げております」「心より+お待ち+申し上げて+おります」で成り立っています。

「心より」「心の底からその様に思う様子」という意味、「お」は自分の動作をへりくだる接頭辞、「待ち」「待つ」の連用形で「あることに期待しながら時を過ごす」という意味、「申し上げて」「言う」の謙譲語「申し上げる」の連用形に助詞「て」が付いた連語、「おります」「いる」の丁寧語「おる」の連用形に丁寧語「ます」が付いた連語です。

謙譲語と丁寧語が含まれていますので、目上の人に使えます。


「心よりお待ち申し上げております」の言葉の使い方や使われ方

「心よりお待ち申し上げております」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『当日のご来場を心よりお待ち申し上げております』
イベントに招待した相手に対して、会場にきてくれるのを楽しみにしていると伝えています。

基本的に、事前に出欠の確認を取っている時に使われます。

・『ご来社を心よりお待ち申し上げております』
相手が自分たちの会社を訪問してくることになり、それに対して期待して待っている伝えています。

こちらもアポを取っていることが前提です。

「心よりお待ち申し上げております」の類語や言いかえ

「心よりお待ち申し上げております」の類語や言いかえは以下の通りです。

「心よりお待ちしております」

「またのご来店を心よりお待ちしております」など、特定の相手ではなく幅広い対象に使われます。

「心待ちにしております」

「心待ち」「期待して待つこと」という意味で、「楽しみに待ち望んでいる」というニュアンスになります。

まとめ

今回は「心よりお待ち申し上げております」について紹介しました。

「心よりお待ち申し上げております」「相手に対し、心の底から楽しみに待っていることを伝える時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。