「ご支援ください」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「ご支援ください」とは?
「ご支援ください」は「支援してくれ」という内容を、敬語で表現した言葉です。
ここでは「ください」という言葉が使用されています。
これは「くれ」や「してくれ」の意味で使用される尊敬語です。
相手に敬意を示す場合に、このような言葉に言いかえて使用するのです。
なお、「支援」とは「協力して助けること」や「力を貸して支えること」などを意味する言葉です。
「支援」を訓読みにすると、「支(ささ)える」と「援(たす)ける」とい言葉になるのです。
「ご支援ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ご支援ください」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたの会社で大規模なシステム障害が発生したとします。
顧客からの問い合わせ対応のために、他部署からも応援が来ました。
このような場合には、「可能な限り、私どもをご支援ください」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に支援してもらいたいことを、丁寧な言葉で伝達できるのです。
この言葉を使う場合には、「ください」の使用方法に注意しましょう。
これは、相手に対する要求を伝える言葉です。
正しい尊敬語ではありますが、断定的な口調になってしまいます。
そのため、受け取り方によっては、指示のように聞こえてしまうこともあるのです。
これを避けるためには、疑問文にしたり婉曲表現にして、直接表現を避ける必要があります。
たとえば、「くださいますか」に言いかえるだけでも、ソフトな印象を演出できるのです。
「ご支援ください」を使った例文
「ご支援ください」を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を疑問文にしたり、婉曲表現にすることで、よりソフトな依頼の文章を作成できるのです。
・『ご支援くださいますか』
・『ご支援くださいませんか』
・『ご支援くださいますようお願いいたします』
「ご支援ください」の類語と敬語での言いかえ
それでは「ご支援ください」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「ご支援ください」の類似表現
「ご支援ください」の類似表現には、「ご支援願います」があります。
「ください」と「願います」は、同じような使い方ができる類似表現なのです。
「ご支援ください」の敬語表現
「ご支援ください」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「ご支援いただければと存じます」のように言いかえできます。
まとめ
このように「ご支援ください」は、相手に支援をお願いするフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
