この記事では、ビジネスシーンでしばしば使われる表現の「ご活用いただけます」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。
「ご活用いただけます」とは?意味
「ご活用いただけます」とは、「活用してもらえる」ことを意味する敬語表現です。
ここで「活用」とは「人やものの持っている機能や能力を十分に活かして使うこと」を意味する言葉です。
この「ご活用いただけます」の表現を言葉毎に分解し、もう少し詳しく説明します。
まず「ご活用」は先に記した意味の「活用」に尊敬の意味を表す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
次の「いただく」は「もらう」の謙譲語で、最後の「ます」は丁寧語です。
これらの言葉を繋ぐと、「ご活用いただけます」の意味は「活用してもらえる」の意味となるのです。
また、この表現を敬語構成の側面から見ると、尊敬語+謙譲語+丁寧語となるので、丁寧な敬語表現と言えるのです。
「ご活用いただけます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご活用いただけます」の言葉は、参考資料を「ご活用いただけますと幸いです」との表現で、届ける際に使われたりします。
ちなみに、この表現は「ご活用いただけます」に仮定の接続詞の「と」を付け「嬉しいです」を意味する「幸いです」が付けられたもので、「~(して)いただけますと幸いです」とよく使われる丁寧な敬語表現の定型を構成したものです。
また、お客様に対して無料で使えるサービス提供を訴求する場合に、「こちらは、無料でご活用いただけます」等と使われます。
また、こうしたものの有効活用だけでなく、「その分野の分析なら、弊社の研究所の専門家をご活用いただけます」と人の活用に対しても使われます。
丁寧な敬語表現なので、社内の上司はもちろんですが、社外の取引先の方やお客様に使える表現です。
また、この言葉は口語文として会話で使われるだけでなく、メール等の文章でも使うことが出来ます。
「ご活用いただけます」を使った例文
・『ちらの商品は、お土産やプレゼントの品としてご活用いただけますし、最近では自分へのご褒美として購入される方も増えています』
・『御社の改題解決の参考になればと、資料を集めてみました。ご活用いただければ幸いです』
・『その成分分析なら、弊社の研究所の分析チームをご活用いただけます』
「ご活用いただけます」の類語や言い換え
「活用」の類語としては「利用」や「使用」や「役立ち」が挙げられます。
従って、「ご活用いただけます」は「ご利用いただけます」や「ご使用いただけます」や「お役立ていただけます」と言い換えることが出来ます。
まとめ
「ご活用いただけます」とは、「活用してもらえる」ことを意味する丁寧な敬語表現です。
