「ご思案頂きありがとうございます」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
「ご思案頂きありがとうございます」とは?
「思案」は「あれこれ考えをめぐらす」との意味で使用される言葉です。
また「頂き」は「もらう」をへりくだって表現したものです。
これらのことから、「ご思案いただき」は、「いろいろと考えてもらい」と同じ意味で使用できる言葉だと言えるのです。
「ご思案頂きありがとうございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご思案頂きありがとうございます」のビジネスにおける使い方について解説します。
この言葉は、目上の人が何かを考えてくれた場合に使えるものです。
たとえばあなたの上司が、あなたに向いている研修をピックアップしてくれたとします。
このような場合に、「ご思案頂きありがとうございます」と述べるとよいでしょう。
この言葉を使う場合は、マイナスイメージが伴うことに注意しましょう。
「思案」という言葉には、良い意味も悪い意味もありません。
しかし「引っ込み思案」や「思案に暮れる」など、比較的悪い意味で使用されることが多い言葉なのです。
どうしても「ご思案」という単語を使いたい場合を除いて、「ご考慮」や「ご検討」などの一般的な単語に置き換えたほうが無難と言えるでしょう。
「ご思案頂きありがとうございます」を使った例文
ここでは「ご思案頂きありがとうございます」を使った例文を挙げます。
・『ご思案頂きありがとうございます』
・『私のために、ご思案頂きありがとうございます』
・『そのようなことまで、ご思案頂きありがとうございます』
「ご思案頂きありがとうございます」の類語や敬語での言いかえ
それでは「ご思案頂きありがとうございます」を類語や敬語で言いかえるには、どうすればよいでしょうか。
「ご思案頂きありがとうございます」の類似表現
まず「ご思案頂きありがとうございます」の類似表現について解説します。
「ご思案」は「ご考慮」に言い換えられます。
なお、「ご考慮」としたほうが、より無難な表現だといえるでしょう。
「ご思案頂きありがとうございます」の敬語表現
つぎに「ご思案頂きありがとうございます」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「ご思案くださり感謝申し上げます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「ご思案頂きありがとうございます」は、相手が考えてくれたことに感謝を示す言葉です。
「ご思案」を他の言葉に置き換えることもできるので、上手に使い分けるとよいでしょう。