「お伺いした際には」を解説します。
自信のない敬語を、正しく覚えていきましょう。
「お伺いした際には」とは?
「お伺いした際には」とは「次回お目にかかった場合は」という訳があります。
「お伺い」は質問する、訪問するという二つの意味があります。
この場合は「際は」と、時間をあらわす用語がはいっているので「訪問した折には」と同じような訳が込められています。
「お伺いした際には」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お伺いした際には」は、「過去にお会いした時は」あるいは「この次にお会いした時は」という文脈で使われます。
ただ「お伺いした」が過去形の表現になっていること、そして未来をあらわす「際には」と混在しているため、時間軸が少々まぎらわしいです。
「お伺いいたします。
その際は」と文章を分けるなど、分かりやすい表現を心掛けていくと親切な言い方になります。
うまく言おうとして、かえって難しい日本語にしないよう注意しましょう。
「お伺いした際には」を使った例文
・『来週お伺いします。その節は宜しくお願いします』
・『お伺いする時に、資料を持参いたします』
・『お伺いする機会がありましたら、お願いします』
「お伺いした際には」の類語や敬語での言いかえ
「お伺いした際には」の言い換えとして「お伺いする時には」があります。
アポイントの約束をしていて、訪問時のあれこれを話しているときに使えます。
分かりやすい表現です。
「お伺いした際には」の類似表現
似た言い方として「お邪魔した時には」や「お邪魔する時には」も挙げられます。
「お伺い」だと堅苦しく聞こえてしまいそうな場合に使います。
「お伺いした際には」の敬語表現
「お伺いした際には」の敬語として「お目にかかる際は」もあります。
「お目にかかる」は「会う」の謙譲語にあたり、お会いするのを楽しみにしているニュアンスです。
華やかな気持ちを添えたい場合に用いてみましょう。
「お伺いした際には」の返答や返信例
「お伺いした際には」と言葉を受けたら、どのように返せばいいでしょうか。
このケースでは過去に訪問したこと、あるいは今後の訪問について述べています。
これからの良いお付き合いを考えて「何卒よろしくお願いいたします」や「ありがとうございます」など前向きな言葉をかけておきましょう。
無機質なやり取りにならないよう、思いの伝わる敬語を選びたいものです。
まとめ
「お伺いした際には」の意味と使い方を学びました。
「お伺いした際には」は、人によっては理解しにくい表現です。
言葉を途中で区切る、あるいは他の言い方に直して用いていきましょう。
親しみやすい敬語を選んで、いいコミュニケーションを図っていきたいです。