「ご依頼したくご連絡させていただきました」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご依頼したくご連絡させていただきました」とは? ビジネス用語【一語】

「ご依頼したくご連絡させていただきました」という言い回しについての解説です。

「ご依頼したくご連絡させていただきました」とは?意味

「ご依頼したくご連絡させていただきました」は対象となる人物に対して以来をしたいので連絡を自らしましたという意味です。

ただ、この言い回しは、一見するととても丁寧な印象を受けるのですが、させていただくという部分が本当に敬意を払っているのかという問題がありまして、実は、言葉だけは丁寧できれいに繕っているが、本当は言うほど敬意を相手に示してないのではないかという問題があります。

といいますのも、させていただくというのは、あくまでこちら側にまだパワーバランスが傾いていて自ら連絡という行為を取ることで依頼を相手側に引き受けてもらうという具合に上からの言い方になるので言い方としては微妙な言い回しです。

「ご依頼したくご連絡させていただきました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご依頼したくご連絡させていただきました」は、こちら側に依頼をやってもらう必要があるという意思があり、そのうえで相手側に依頼を断られないようにするための言い回しとして使用します。

つまり、こちら側は報酬を払うので相手側は依頼を引き受けてほしいということをきれいに言葉で繕って言うのがこのワードです。

ただ、注意点がありまして、実はこのワード、させていただくという部分が上から目線になるので、よほど高額な報酬を提示しない限り、依頼を引き受ける人によっては、言葉遣いに対して不快感を示すことが多いです。

ちなみにさせていただくがなぜ、上から目線のワードになるかですが、これは、望んでもいないのに行動するというのがこの意味になるがゆえで、別に自分はこの報酬額で仕事を引き受けることを望んでいないのにさせていただくとは何とも上からであるということです。


「ご依頼したくご連絡させていただきました」を使った例文

・『新商品のパッケージイラストの作成をご依頼したくご連絡させていただきました』

「ご依頼したくご連絡させていただきました」の返答や返信例

「ご依頼したくご連絡させていただきました」についての返事は、依頼内容を聞いてから返事をするので、依頼内容が良くて報酬が良いのであれば、「引き受けます」で内容が悪いのであれば、「お断りします」が返事になります。

まとめ

「ご依頼したくご連絡させていただきました」他については、パワーバランス側が依頼者側にあり、報酬を支払うから依頼を引き受けてほしいという欲望が駄々洩れであると言えます。

といいますのも、させていただくという表現がふさわしい表現ではなく、この言い回しは、望んでいないことを相手に対してあげたという上からの目線になるがゆえ人によっては忌み嫌います。

なので、「ご依頼したくご連絡いたしました」とするのがスマートでしょう。