「変わりなく過ごしています」という言い回しについての解説です。
「変わりなく過ごしています」とは?意味
「変わりなく過ごしています」は、状態変化や状況変化において変わらないということを相手に伝えることを意味します。
このワードは、「お変わりありませんか」という具合に相手側がこちらの状況とか状態の変化について変化があるかどうかを問われた際の言い回しで、テンプレート化されている相手への返事を意味します。
よって、この言い回しは、相手側がこちらの様子を探ろうとした際、変化していないことを伝えるワードです。
「変わりなく過ごしています」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「変わりなく過ごしています」は、相手のこちら側の状況や状態変化を探ろうという意思に対しての返事として使用します。
なので、相手側がこちらの状態変化、ビジネスマンの状態変化を確認する意思を持っている場合、「変わりなく過ごしています」は、外見とか、しんどそうにしているなどの状態の変化があってはいけません。
なので、例えば、「お変わりなくお過ごしでしょうか」と言われたビジネスマンの方が、急にアフロの髪形になった場合、状態が大きく変化し外見が変化してますので、「変わりなく過ごしています」は、不成立になるので注意です。
この場合、「髪形が変わりましたが、他は変わりなく過ごしています」と言えば問題はありません。
「変わりなく過ごしています」を使った例文
・『若干白髪が増えましたが変わりなく過ごしています』
「変わりなく過ごしています」の返答や返信例
「変わりなく過ごしています」についての返事は、相手側が自分の状態とか状況の変化について変化がないと述べているわけですから、変化しなかったことについて「そうですか」と述べたりするのが返事になります。
また、あえて「本当にお変わりありませんか?」と言って疑いの目で状況の変化や状態の変化を問おうとするのも一応答えですが、このやり方は若干ながら失礼に当たりますので注意です。
まとめ
「変わりなく過ごしています」は、ビジネスや日常において相手側のこちらの様子を確認しようという考えについての答えのテンプレートになります。
つまり、この答を返せば、相手に対して自分は何ら変わりなく、変化してないと言ってのけるのです。
ですが、相手も疑いを持っている場合、「本当にお変わりありませんか?」と述べてくるのでこのワードを聞いたら、相手は、こちらの状況や状態の変化について変わっていないという事実について嘘であるとみているか、疑いの目を向けているのです。
疑いの目を向けていると思えば、ビジネスの席においては、相手はこちらを信用していないかもしれないということなので、実はこの返事、相手側が疑うか疑わないかを判断が可能である場合、あえて変化があるのに「変わりなく過ごしています」と述べて嘘の証言をして相手に疑わせるという高度な駆け引きが可能です。