「迅速に進めてまいります」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「迅速に進めてまいります」とは?
「迅速」は「物事の進み方がとても速い様子」を示す言葉です。
「迅速」の「迅」は、単独でもは「速さ、力強さ」などを示します。
そのため、二つの「はやい」を重ねた熟語は「迅速」であり、「はやい」を強調した言葉だ問えるのです。
また、「進めてまいります」は、「進めていきます」と意味します。
「まいる」は「参る」であり、「いく」を示す謙譲語なのです。
ここでは「進めてまいります」としていることから、未来にむかって継続的に進めていくことを表現する言葉になっているのです。
「迅速に進めてまいります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「迅速に進めてまいります」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが上司からミッションを受けました。
それは、来月までにライバル企業の動向を調査してほしいというものでした。
あなたは、その調査の重要性を理解しているため、すぐにミッションに取りかかることにしたのです。
このような場合には、「本件につきましては、迅速に進めてまいります」と述べるとよいでしょう。
これにより、あなたが速く進めていこうと思っていることを、上手に相手に伝達できるのです。
この言葉を使用る場合には、「まいります」の使い方に注意しましょう。
この言葉には使い方がもう一つあるのです。
たとえば、「書類と取ってまいります」とすると、書類を取りに行ってから、この場に戻ってくるとの意味になるのです。
「まいります」と組み合わせる言葉や、周囲の文脈によって、意味が変化することをおぼえておくとよいでしょう。
「迅速に進めてまいります」を使った例文
「迅速に進めてまいります」を使った例文を挙げます。
例文のように、迅速に進める対象を先に述べるようにすると、分かりやすい文章になるでしょう。
・『本件は、迅速に進めてまいります』
・『この案件については、なるべく迅速に進めてまいります』
・『ご依頼のミッションにつきましては、可能な限り迅速に進めてまいります』
「迅速に進めてまいります」の類語と敬語での言いかえ
それでは「迅速に進めてまいります」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「迅速に進めてまいります」の類似表現
「迅速に進めてまいります」の類似表現には、「速やかに進めてまいります」があります。
「迅速に」と「速やかに」は、おおむね同じ意味の言葉だと言えるでしょう。
「迅速に進めてまいります」の敬語表現
「迅速に進めてまいります」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「迅速に進めてまいる所存でございます」のように言いかえできます。
まとめ
このように「迅速に進めてまいります」は、何かを速く進めていく場面で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。