「秋分の候」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「秋分の候」とは? ビジネス用語【一語】

「秋分の候」とは?

ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。

「秋分の候」とは?

「秋分の候」「しゅうぶんのこう」と読み、9月下旬から10月上旬頃までに使用できる時候の挨拶です。

これは「秋分の日」が9月23日であることから、だいたいの時期感を予想できるでしょう。

時候の挨拶では、季節ごとに細かく言葉が定められています。

ここでは「秋分」と言う言葉を使用して「秋分の候」とすることで、9月下旬から10月上旬頃の季節感を表現する挨拶文になるのです。

この言葉を使う場合には、続けて定番の挨拶文を組み合わせます。

たとえば、「秋分の候、ますますご盛栄のことと存じます」のようにすれば、普通の挨拶文に季節感を付与できるのです。

「秋分の候」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは、ビジネスで「秋分の候」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。

たとえば、メールでセミナー案内を一斉配信することになったとします。

多くの人に送るメールになるため、冒頭の挨拶は適度にフォーマルなものにする必要性を感じました。

このような場合には、「秋分の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」のように述べるとよいでしょう。

これにより、上手に季節感を演出しながら、フォーマルな挨拶を表現できるのです。

この言葉を使用する場合には、「秋分の候」の使用時期に注意しましょう。

この時期感を間違えてしまうと、時候の挨拶は効果を発揮できないのです。

時候の挨拶は、適切なタイミングで、適切な「季節の言葉」を使用するからこそ、十分にその効果を発揮するのです。


「秋分の候」を使った例文

「秋分の候」を使った例文を挙げます。

例文のように、時候の挨拶と定番の挨拶文を組み合わせることで、季節感を感じる挨拶文を生み出すことが可能になるのです。

・『秋分の候、いかがお過ごしでしょうか』
・『秋分の候、皆様お変わりないでしょうか』
・『秋分の候、ますますご繁栄のことと謹んでお慶びいたします』

「秋分の候」の類語と敬語での言いかえ

それでは「秋分の候」の類語と敬語での言いかえを説明します。

「秋分の候」の類似表現

「秋分の候」の類似表現には、「秋色の候」があります。

同じく、9月下旬から10月上旬頃に使用できる時候の挨拶として、類似の表現だと言えるでしょう。

「秋分の候」の敬語表現

「秋分の候」を、単独で敬語表現にすることはありません。

敬語表現にする場合は、組みあっせる言葉で実現します。

たとえば、「秋分の候、ますますご盛栄のことと存じます」のように、謙譲語の「存ずる」を使用して敬語にすることが可能です。

まとめ

このように「秋分の候」は、9月下旬から10月上旬頃に使用できる時候の挨拶です。

ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。