「陰ながら」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「陰ながら」とは? ビジネス用語【一語】

ビジネスシーンにおける「陰ながら」の意味や使い方に付いて解説します。

「陰ながら」とは?意味

「陰ながら」とは表立っては行動できないけれどという意味の言葉です。

ビジネス的には会社としてではなく個人としてなら行動したり協力できるという意味や裏方に回るという意味で使われます。

「陰ながら」には表立てないけれどや密かに、裏方としてという意味しかないので、何をするかを指す言葉が必要です。

日本語としての「陰ながら」には人知れずという意味もありますが、ビジネスシーンで使われる場合には人知れずという意味で使われることはありません。

「陰ながら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

ビジネスシーンにおいて「陰ながら」は主に個人的な考えや気持ちを表明する場合や、プロジェクトは相手に主導してもらい自分は裏方に回るという場合に使われる言葉です。

実際に何をするかは「陰ながら」の後に付ける形になります。

個人として行うという意味と、会社の人間として裏方に回ってという意味で使われることがある言葉なので、個人的に行うという意図の場合は会社の仕事として裏方に回るという意味に捉えられないよう注意が必要です。


「陰ながら」を使った例文

・『陰ながら応援しています』
・『陰ながら成功を祈っています』
応援や祈りといった直接的ではない支持は「陰ながら」が使われる代表例と言えます。

会社全体で応援したり成功を望んでいるわけではないけれど、個人としては上手くいくことを願っているという励ましの言葉です。

・『陰ながら支えた協働プロジェクトが完了した』
こちらは仕事として裏方に回ったという場合の使用例です。

協働プロジェクトは参加した企業全てが対等に参加企業として扱われますが、実際には表立った大部分は相手方の企業が受け持ち主導し、自社はサポートや手伝い程度しかできなかったという謙遜としても使われます。

「陰ながら」の返答や返信例

「陰ながら」はどのように行動するかという表現なので、それに対する返答は「陰ながら」が付いているか否かではなく、「陰ながら」何をするかによって変えることが大事です。

裏方に回って協力するという使われ方をしているなら協力への感謝を返答で伝える必要があります。

ビジネスとして協力はできないけれど励ます形で使われているなら、協力が得られなかったことを残念に思う気持ちと励ましの礼を返すことになるでしょう。

まとめ

これから起こることに対しての「陰ながら」は個人としての行動を指す意味で使われることがほとんどです。

裏方としてという意味では終わった事柄やプロジェクトに言及する際にそれに関しては裏方だったという表現として使われる形になるでしょう。