「ご予約いただいております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご予約いただいております」とは?
「予約」は、「未来のことを約束すること」との意味を持ちます。
これは「予約」の「予」を訓読みにすると「あらかじめ」になる事からも推察できる内容です。
ここでは「ご予約いただく」として、謙譲表現を使用しています。
「いただく」は、「もらう」の謙譲語なのです。
さらに「おります」は、「おり」と「ます」に分解できます。
「ます」は丁寧語の語尾です。
そして「おり」は「おる」が連用形に活用されたものです。
そして「おる」という動詞は、「いる」の謙譲語になっているのです。
「ご予約いただいております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ご予約いただいております」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが電話を受けたとします。
それは、あなたの会社で開催するセミナーに関する問い合わせでした。
相手は、セミナーの予約状況を確認したいとのことで、自分の会社名と名前を申し出ました。
このような場合には、「確認したところ、最初の回にご予約いただいております」と返答するとよいでしょう。
これにより、相手がしっかり予約できていることを、伝達できるのです。
この言葉を使用する場合は、「いただいております」の使い方に注意しましょう。
「いただいております」と「いただいてます」は微妙にニュアンスの異なるものです。
状況に応じて、適切なほうを選択するように注意が必要なのです。
「ご予約いただいております」を使った例文
「ご予約いただいております」を使った例文を挙げます。
例文のように、そのままでも使用できますし、少し言葉を加えてアレンジしても使用できます。
・『ご予約いただいております』
・『既に、ご予約いただいております』
・『大変多くの方に、ご予約いただいております』
「ご予約いただいております」の類語と敬語での言いかえ
「ご予約いただいております」の類語と敬語を解説していきます。
「ご予約いただいております」の類似表現
「ご予約いただいております」の類似表現には、「お約束いただいております」があります。
「ご予約」と「お約束」では意味が違いますが、おおむね同じように使用できる類似表現だと言えるでしょう。
「ご予約いただいております」の敬語表現
「ご予約いただいております」を別な敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「ご予約を頂戴しております」に言いかえできます。
まとめ
このように「ご予約いただいております」は、相手に予約してもらっている状態を表現するためのフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。