この記事では、ビジネスでも使われることの多い言葉の「素晴らしい」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。
「素晴らしい」とは?意味
「素晴らしい」の読みは、「すばらしい」で、意味はご存知の通り、「深く心に感じるほど、優れていること」を意味する言葉です。
この言葉は、日常的にもよく使われており、多くの方はその意味や使い方をご存知でしょうが、ビジネスシーンで使い方等を改めて説明します。
蛇足になりますが、古語においては、現在の「素晴らしい」は「すばらしき」と表現されており、「程度のはなはだしい様子」を表現する言葉で、「ひどくあきれるほどだ」と言う悪い意味でも使われていました。
「素晴らしい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「素晴らしい」に似た言葉に、「素敵」と言う言葉があり、日常的には混同して使われている方が、意外に多いと思われます。
この「素敵」は「自分の嗜好と合っていて、それに心が引かれること」の意味で、「素晴らしい」とは意味が異なります。
言い換えれば、「素晴らしい」は客観的に優れていることを指し、「素敵」の方は、主観的な評価であると言う違いがあります。
従って、ビジネスシーンにおいては、この二つはきっちりと使い分けることが必要と言えます。
ビジネスでの多くの場合に客観的な評価が必要であり、一般的には「素敵」ではなく、「素晴らしい」の方が使われることが多いと言えます。
また、この「素晴らしい」は形容詞なので、例えば「素晴らしい成果」と言った言葉として、前後の文章を敬語表現とすれば、目上の人に使えるように思えます。
しかし、この「素晴らしい」は上から目線のニュアンスが感じられる言葉なので、目上の人には「素晴らしい」との言葉を避けて、「感銘」や「敬服」や「感服」を使って、成果をほめたたえる表現を組み立てるのが良いと言えます。
「素晴らしい」を使った例文
・『今回の彼の仕事の成果は、実に素晴らしいと言えます』
・『プロジェクトの成果が素晴らしいと、社長からお褒めの言葉をいただきました』
・『素晴らしい新製品なので、営業は自信を持って拡販を推進してください』
「素晴らしい」の類語や言い換え
「素晴らしい」の類語としては、「見事な」や「輝かし」や「目覚ましい」が挙げられます。
例えば、仕事の成果を形容する言葉として、「素晴らしい成果」と表現する場合、「見事な成果」や「輝かし成果」や「目覚ましい成果」と言い換えることが出来ます。
先に似た言葉だが意味が違うと説明しました「素敵な」を使って、「素敵な成果」と表現すると、上記の言い換えとニュアンスが少し違うことが理解できるでしょう。
まとめ
「素晴らしい」の読みは「すばらしい」で、「深く心に感じるほど、優れていること」を意味する言葉です。