この記事では「出させていただく」について解説をします。
「出させていただく」とは?意味
公表する、飲食物を用意する、出版をする、あるものを届けるといった意味です。
「出す」にはいくつもの意味があるので、さまざまな意味に取ることができます。
「出す」の意味は、隠れていたものを人目につくようにする、飲食を人の前に用意する、ある場所からある場所に向かって進む、生じさせる、ある場所に届くようにするなどです。
「させていただく」は、相手に許しを求めることによって、ある動作を遠慮しながら行う意です。
「出す」ことについて相手に許しを求めて、遠慮しながら行うので、この場合の「出す」は、公表する、出版する、飲食を用意する、届くようにするといったものになります。
「植物が芽を出す」のような使い方もする「出す」ですが、植物は自然と芽を出すもので、許しを求めて行うものではないので、こういった意味ではありません。
「出させていただく」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを人目につくようにしたり、外の方向に動かしたりするときに用います。
たとえば、他企業からイベントに出店をしてみないかと誘われたとします。
このイベントには、いくつもの企業が出店をし、自社の製品をアピールします。
イベントに自社がかかわり、製品を多くの人に見てもらいたいと思ったとします。
そのときに、イベントに参加します、出店をしますという意味で「出させていただく」を用います。
「出す」には、力を外に示すという意味もあり、「実力を出す」のような使い方をします。
力を外に出すという意味では「出させていただく」とはいいません。
「させていただく」は、相手に許しを求める必要があったり、迷惑をかけたりするときに用いる言葉です。
実力など、蓄えていた力を外に示すことは、他人の許可を得ずに行ってもよいものです。
特にビジネスの場では、自分の実力を発揮することが求められており、力を出すことについて、相手に許しを求めたり、遠慮したりする必要はありません。
そのため、実力や知識などについては、この言葉を用いないのです。
「出させていただく」を使った例文
・『大会に出させていただく』
「出させていただく」の返答や返信例
何を出すのかによって返答内容が変わります。
イベントなどに出るのなら、その後の予定を話し合います。
まとめ
出すには、いろいろな意味があるので、この言葉はさまざまな意味に取ることができます。
どういった意味なのかは、前後の文脈から判断します。
「させていただく」と表現しているので、相手に許しを求める必要があったり、迷惑をかけたりするときに用いるものです。