「過分なお心遣いをいただき」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「過分なお心遣いをいただき」とは?
「過分」は、「~すぎる」の意味で使用されます。
つまり、英語の「too much」と同じ意味なのです。
それでは、何が何に対して「すぎる」のか。
ここではの「何が」は「お心遣いが」と言うことになります。
そして、何には「自分に」という事なのです。
自分の身分や役割に対して、相手の「お心遣い」が「すぎる」、つまり過剰であることを、「過分なお心遣い」と表現しているのです。
なお、ここでは「もらう」をへりくだって表現した「いただく」を付与しています。
このことから、文章全体としては謙譲表現を使用して、相手に敬意を示しているものになっているのです。
「過分なお心遣いをいただき」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、「過分なお心遣いをいただき」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょうか。
たとえばあなたが顧客を訪問したとします。
すると顧客は、オフィスを案内してくれて、さらにはお茶屋お菓子まで出してくれました。
あなたは、自分が気軽に訪問しただけなのに、非常に手厚い歓迎を受けたことに大変恐縮したのでした。
このような場合には、「過分なお心遣いをいただき、大変恐縮でございます」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に対して丁寧な言葉で、相手の配慮を表現できるのです。
この言葉は、「いただき」の使い方に注意しましょう。
「いただき」は、複数のバリエーションがあるのです。
「いただき」、「もらい」、「賜り」、「頂戴し」など、状況に応じて最適な言葉を選択して使用するとよいでしょう。
「過分なお心遣いをいただき」を使った例文
「過分なお心遣いをいただき」を使って例文を挙げていきます。
例文のように、感謝や恐縮を示す言葉と組み合わせて使用するとよいでしょう。
・『過分なお心遣いをいただき、ありがとうございます』
・『過分なお心遣いをいただき、大変恐縮でございます』
・『過分なお心遣いをいただき、心より御礼申し上げます』
「過分なお心遣いをいただき」の類語や敬語での言いかえ
「過分なお心遣いをいただき」の類語や敬語を解説していきます。
「過分なお心遣いをいただき」の類似表現
「過分なお心遣いをいただき」の類似表現は、「分不相応なお心遣いをいただき」があります。
どちらも、自分には過剰であることを示す類似の言葉と言えるのです。
「過分なお心遣いをいただき」の敬語表現
「過分なお心遣いをいただき」を敬語表現のままで言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「過分なお心遣いを賜り」に言いかえできます。
まとめ
このように「過分なお心遣いをいただき」は、相手の心遣いに対して謙遜の気持ちを表明するためのフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、上手に活用するとよいでしょう。