「お控えくださいますようお願い申し上げます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お控えくださいますようお願い申し上げます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「お控えくださいますようお願い申し上げます」について解説をします。

「お控えくださいますようお願い申し上げます」とは?意味

それをやらないでください、度を越さないようにしてくださいという意味です。

「お控え」は、度を越さないようにする、自制や遠慮などしてやめておくという意味の「控える」に、相手を敬う意味の「お」をつけたものです。

「お」は、そのしたに「いただく」「ねがう」などを添えた形で用いると、相手に何かをしてもらうことをへりくだって言うものになります。

「よう」は婉曲な命令の意を表す語です。

「お願い申し上げます」は、何かを頼むときに使用する丁寧場言葉になります。

「申し上げます」は、「言う」の意の謙譲語の「申し上げる」に、敬意を表す「ます」をつなげたものです。

「お控えくださいますようお願い申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、聞き手に何かをやらないで欲しいときや、度を越さないように抑えて欲しいときに使用をします。

たとえば、公園で飲酒をして騒いでいる人がいたとします。

近隣の人たちはうるさくて迷惑をしており、公園の管理者に連絡をしました。

公園の管理者は、飲酒をしないようにと促すために、公園内での飲酒について「お控えくださいますようお願い申し上げます」と看板に書いて設置をしました。

こういった使い方をする言葉です。

「やめてください」というと上から目線のように感じられてしまいます。

また、やってはいけないといわれると人間はやりたくなるもので、こちらの望む行動をしてくれない可能性があります。

そのため、「ください」で言葉を終わらせるのではなく、「お願い申し上げます」と丁寧にお願いをします。

相手を気遣うために、そしてこちらの要望を聞き入れてもらうために、このような表現をするのです。


「お控えくださいますようお願い申し上げます」を使った例文

・『館内での喫煙はお控えくださいますようお願い申し上げます』
・『写真撮影はお控えくださいますようお願い申し上げます』
・『不要不急の外出は、お控えくださいますようお願い申し上げます』

「お控えくださいますようお願い申し上げます」の返答や返信例

大勢に対して述べられることが多く、その場合は返答はしません。

個人的に伝えられた場合は、控えるようにと求められている事柄を行わないようにします。

もしも行ってしまえば、周囲の人たちに迷惑をかけます。

そして場合によっては、罰則を受ける可能性もあります。

まとめ

この言葉は、何かをしないで欲しいとき、度を越さないようにして欲しいときに使用をします。

丁寧にお願いをして、その行為をするようにと促してみましょう。