この記事では、「見てください」の意味を分かりやすく説明していきます。
「見てください」とは?意味
「見てください」は「みてください」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「目の前にある物や状況を見て欲しい」という意味で、目の前にある物に対して注目して欲しい時に使われる丁寧な表現です。
2つ目は「ある状況を理して欲しい」という意味で、現在起きているものごとや状況などについて分かって欲しい、把握して欲しい時に使われる丁寧な表現です。
3つ目は「相手に渡したものを見て欲しい、読んで欲しい」という意味で、書類やパンフレットなど、相手に読んで欲しいものを渡したり送った時に使われる丁寧な表現です。
上記に共通するのは「注目してほしい」という意味です。
「見てください」の概要
「見てください」は「見て+ください」で成り立っています。
「見て」は動詞「見る」の連用形「見」に接続助詞「て」が付いた言葉で、「ください」は「してくれ」という命令表現を丁寧語にした言葉で、お願いする意味、「見てください」で「見て欲しいとお願いすること」になります。
敬語表現ですが、丁寧語であり尊敬語や謙譲語は使われていません。
また、「~ください」が「~くれ」という命令の意味を持つことから、ビジネスで取引先や目上の人に使うべきではありません。
「見てください」の言葉の使い方や使われ方
「見てください」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『この日の為に有志で制作したビデオを流しますので是非見てください』
イベントでの出し物など、目の前で行われることに注目して欲しい時の表現です。
相手が友達や同僚など特に気を遣う必要がなければ、この表現でも失礼にはなりません。
『見てください、1年間努力を続けてこの状態にまで改善させました』
元々好ましくなかったものを、努力して改善させたことを人に強調したい時の表現です。
相手に共感してもらいたいと願う気持ちが含まれています。
『商品リストを送りましたので、見てください』
相手にメールや郵送などでデータや書類を送った時の表現です。
見るだけではなく、内容を確認して欲しいという気持ちが含まれています。
「見てください」の類語や言いかえ
「見てください」の類語や言いかえは以下の通りです。
「ご覧ください」
ビジネスで目上の人に対して使う時の最も一般的な表現です。
「ご覧」は「見る」の尊敬語で、相手を敬う気持ちが含まれています。
「ご確認ください」
ビジネスで相手にメールや書類などを送った時の表現です。
「ご」は相手の動作を敬う尊敬です。
「お目通しください」
ビジネスで、主に文書を送った時の表現です。
「お目通し」は「はじめから終わりまで全体的に目を通すこと」に尊敬の意味の接頭辞「お」が付いた言葉です。
まとめ
今回は「見てください」について紹介しました。
「見てください」は「見て欲しいの丁寧語、尊敬語ではない」と覚えておきましょう。