「童心に帰る」とは?慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「童心に帰る」とは? ビジネス用語【一語】

この記事ではビジネスでも使われることのある言葉の「童心に帰る」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。

「童心に帰る」とは?意味

「童心に帰る」の読みは「どうしんにかえる」で、「子供の頃のような純粋な心に立ち戻ること」を意味する言葉です。

「童心に帰る」における「童心」は、訓読みでは「童(わらべ)の心(こころ)」となり、「童」「子供」の意味であり、「童心」「子供の心」を意味するのです。

幼い子供でも、いわるゆる悪さはしますが、大人が持っている打算的な気持ちがなく、こうしたある意味「純粋な心」が、「童心」には込められていると言えます。

また、「童心に帰る」幼い子供は大人の様に思い悩むこともなく、無邪気にはしゃぐことが多いことから、「子供の様に無邪気にはしゃぐ様子」を指す言葉として使われることもあります。

さらに、ここでは「帰る」の漢字を使っていますが、「返る」の漢字を使っても間違いではなく、どちらの表記も使われています。

「童心に帰る」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「童心に帰る」は大人が、子供の頃の心を取り戻し、「純粋な気持ちに戻る」意味や、まるで子供の様に「無邪気にはしゃぐ様子」を指して、使われる言葉です。

ビジネスマンは、日頃は仕事上の駆け引きをすることもありますし、妬みや嫉みもありますし、多くの打算を抱いていると言えます。

そんなビジネスマンが、そうした一切の打算等を捨て、純粋に何かを解明したいと言う好奇心だけで行動するような場合に、その様子を指して使われることもあります。

また、いつもは難しい顔をして仕事に向かっている人が、休日に幼い子供と公園ではしゃいで一緒に遊ぶ姿に対しても、この言葉が使われます。

さらに、取引先の方等に、初めて出会った際に、訛りからその方が、同郷であると偶然分かり、故郷の話に花を咲かせるような場合にも、「いつしか童心に帰っていた」等と使われることもあります。


「童心に帰る」を使った例文

・『故郷の田舎は、都会に疲れた心を癒してくれ、童心に帰るのことが出来る場所です』
・『都会に出て何年も経っていても、同郷の仲間と再会すると、すぐに童心に帰るものです』
・『気難しい人も、休日に公園で子供を遊ばせていると、童心に帰ってはしゃいだりします』

「童心に帰る」の類語や言い換え

「童心に帰る」の類語や言い換えとしては、「幼心に返る」「遊び心に溢れる」「子供に戻る」「純粋さを取り戻す」「天真爛漫」などが挙げられます。

まとめ

「童心に帰る」とは、「子供の頃のような純粋な心に立ち戻ること」および、「子供の様に無邪気にはしゃぐ様子」を意味する言葉です。