この記事では「情景が目に浮かぶ」という言葉について説明していきます。
「情景が目に浮かぶ」とは?
その場にいないのに情景が映像として浮かぶということで、動画的なシーン、写真的な静止画像、実際に見たことがあるものと同じようなこと、実際には見たことがないことなど非常に幅広い対象に使うことができる言葉です。
印象度の強さが情景が目に浮かぶことの鮮明さに比例している部分はあり、知人や有名人、有名な景色などのほうが情景が目に浮かぶシーンとしては上げやすくなります。
あまりに突拍子もない事、自分では想像できないことは情景が目に浮かぶこともないとも言えます。
「情景が目に浮かぶ」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「上司に怒られている情景が目に浮かぶ」などの使い方ができ、他の人とある程度共通認識ができる方が言葉としては使いやすいといえます。
自分の中だけで情景が目に浮かぶという場合、その情景を知らない相手には印象に残ったのだろうということは伝えることは出来ます。
写真などで伝えることがしやすい昨今では、言葉だけで旅行などの情景が目に浮かぶと言う話題になる事自体がやや少ないとも言え、架空、想像の情景であるのであれば伝えることはあるでしょう。
接客において使うケースは非常に少ないと言え、新製品の展示の情景が目に浮かぶという使い方はできなくはないですが、その場合は映像で伝えたほうが良いシーンではあります。
「情景が目に浮かぶ」を使った例文
・『松島に行った時の情景が目に浮かぶ』
旅行での風景を思い出すという用例ですが、写真を撮っていても使うこと自体は可能です。
・『オープンカーに乗って笑顔の情景が目に浮かぶ』
このケースでは実際のシーンを見たというよりは、オープンカーを買って喜ぶ人の話を聞いた時に浮かぶ情景と言えます。
・『このロケットが宇宙へ向かう情景が目に浮かぶ』
実現して欲しいという願いが入っている用例で、長く関わった人などが使います。
「情景が目に浮かぶ」の類語や言いかえ
「絵が目に浮かぶ」「簡単に想像がつく」「頭に浮かぶ」などが類語と言えます。
「情景が目に浮かぶ」の敬語表現
「情景が目に浮かばれていることだろう」などとすることは出来なくはないですが、「情景が目に浮かぶ」ということ自体が本人申告のもののため敬語で使うことは少ないといえます。
「情景が目に浮かぶ」の返答
良かったか悪かったかの内容に応じたフォロー、共感したかどうかなどを返すのが基本と言えます。
同じシーンを共有していると「自分も」という意図だけで返答になります。
まとめ
情景が目に浮かぶという言葉はその場にいないのに絵が目に浮かぶことで、印象的な記憶などに対して使うことが多い言葉ですが、それほど重要ではないことが浮かぶということもありえます。