「趣味が高じる」とは?
使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「趣味が高じる」とは?
「趣味」は、「楽しみとして愛好する事物」を示す言葉です。
これは「仕事ではない」、「専門としていない」などに意味が含まれています。
ただし、仕事と趣味の境界線は非常に曖昧なものです。
たとえば、文筆業などでは、本業していても収入が少ない人もいれば、趣味で書いたのに多大な収入を得る人もいるのです。
このように、結局は本人がどのような位置づけで取り組んでいるかを定義するのが、「趣味」か否かのよりどころになるのです。
ここでは、「高じる」と組わせて使用しています。
「高じる」は、「程度が高まること」を意味する言葉です。
そのため、「趣味が高じる」場合には、より専門的になっている様子を表現しているのです。
「趣味が高じる」の使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、「趣味が高じる」の使い方にはどのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが音楽を趣味としていました。
しかし、あなたのギターの腕前は並外れたものではなく、プロとしてスカウトされたのでした。
そのため、現在の仕事を辞めて音楽に本腰を入れることにしたのでした。
このような場合には「趣味が高じることで、仕事につながることがあると実感しました」と述べるとよいでしょう。
これにより、趣味だった音楽のレベルや、それに打ち込む程度が高まっていたことを上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、語尾の活用に注意しましょう。
「高じて」と活用して使用するほうが文章に組み入れやすいのです。
使用する場合は、文脈に応じて柔軟に変化させることをおすすめします。
「趣味が高じる」を使った例文
ここでは、「趣味が高じる」を使用した例文を挙げていきます。
例文のように、他の言葉と組み合わせて、文章全体を成立させるとよいでしょう。
・『趣味が高じることで、副業は生みだされる』
・『趣味が高じることは、悪いことではない』
・『趣味が高じるのは、長続きしている証拠だ』
「趣味が高じる」の類語や言いかえ
それでは、「趣味が高じる」を類語で言いかえるとどうなるでしょうか。
「趣味がエスカレートする」
「趣味が高じる」は「趣味がエスカレートする」が類語と言えるでしょう。
「高じる」が「程度が高まる」ことを意味するため、「エスカレートする」に置き換えても成立するのです。
「趣味の域を超える」
また、「趣味の域を超える」も「趣味が高じる」の類語と言えるでしょう。
こちら高まるだけではなく、趣味という範囲を超えていることを示すため、より程度の高い表現だと言えます。
まとめ
このように、「趣味が高じる」は、楽しみとして取り組んでいたことが本格的になる様子を表現するフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですの、おぼえておくとよいでしょう。