「末永くお願い申し上げます」という表現法についての解説です。
「末永くお願い申し上げます」とは?意味
「末永くお願い申し上げます」は、ビジネスにおいては、先は長いがお願いいたしますという意味で、お願いいたしますという表現をさらに丁寧にした表現です。
なので、かなり畏まって相手側に対して先が長いが何かをお願いするときにはお願いを聞いてほしいと頼み込む意味を持ちます。
なお、ここで言う先が長いとは、ビジネスなんかで継続的にビジネスパートナーの関係にあり、両者がお互いに協力関係である関係が長いことを意味します。
「末永くお願い申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「末永くお願い申し上げます」は、ビジネスにおいては、両者の関係性の継続を長きに至りお願いをするという意味で使用します。
なので、注意点としては、この言葉は、すぐにビジネス関係の解消をするというような、壊れやすい関係性に両者がある場合に使用してはなりません。
なぜなら、ものすごく低姿勢でお願いを相手に聞いてもらおうとしているわけですから、壊れやすい関係性であればはなから相手はお願いを聞こうという気すらないがゆえです。
よって、この言葉は、ビジネスパートナーの継続が主であり、壊れやすい関係性にある場合意味をなさない言葉です。
「末永くお願い申し上げます」を使った例文
・『今後も末永くお願い申し上げます』
・『ビジネスの継続を末永くお願い申し上げます』
「末永くお願い申し上げます」の返答や返信例
「末永くお願い申し上げます」についての返事は、相手側がビジネスパートナーの継続を長期的に継続したいという願いを「末永くお願いします」に込めていると仮定した場合、返事は「わかりました」と言えばビジネスパートナーの継続に了承し、「どうでしょう」とか「無理です」と言えばパートナーの解消という流れの話に持っていく回答となります。
まとめ
「末永くお願い申し上げます」は、長期的にお願いいたしますというような表現をさらに丁寧にした表現です。
なのでビジネスにおいては、長期契約をかこつける場合に使用されるのですが、相手がも嫌だといえばそれが通用する表現なので必ずしも自分が望むものを得られる表現というわけではありません。
また、この表現は利点においては丁寧な表現なんですが、自分からお願い事をするという立場上、自分から言い出したことを放棄することは相手に対して非常に失礼になるので諸刃の刃となります。
つまり、長期契約を望みたいと話を切り出し、やっぱりやめたといえば、相手側はどう思うかを考えると、この表現はやっぱりやめたということは失礼にあたるので原則できないのです。