「拘りません」とは?慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「拘りません」とは? ビジネス用語【一語】

「拘りません」とは?

使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。

「拘りません」とは?

「拘りません」は、「こだわりません」と読みます。

これは「かかわりません」とも読めます。

こちらは「にも拘らず」などでも使用できる漢字です。

どちらの読み方でも、「物事にとらわれない、何かに執着しない」との意味で使われます。

ビジネスで使用する際には、どちらでもよい場合の返答としても使えます。

「どちらでもよい」と回答するの無関心に感じる人もいるでしょう。

そのような場合に「拘りません」と回答すると、少しだけ印象が良くなるはずです。

また、この言葉を漢字で使用することは少ないと言えます。

使用する場合は、素直に仮名表記で「こだわらず」とするとよいでしょう。

「拘りません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「拘りません」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、あなたが会議を開催することにしました。

会議室の予約は、スタッフにお願いする事にしたのです。

そしてスタッフから、会議室の希望があるかとたずねられたのでした。

これは、テレビ会議設備や、大規模モニターが必要かなどを意味する質問でした。

しかし、あなたには、これといった要望はありませんでした。

そのため、「会議室には拘りません」と返答するとよいでしょう。

これにより、会議室の選定における特別な要求事項がないことを、上手に表現して伝達できるのです。

この言葉を使用する場合に注意したいのが、漢字の変換です。

現代で使用する場合、仮名表記で「こだわりません」とするのが一般的です。

また、漢字変換することで、「こだわる」「かかわる」の誤読の可能性も生じます。

そのため、「こだわりません」と、素直に仮名表記で使用することをおすすめします。


「拘りません」を使った例文

「拘りません」を使った例文を挙げます。

例文のように、何かに執着しないことを示して、「拘りません」が使用できると意識すると、文章の中で上手に使いこなせることでしょう。

・『私は商品銘柄には拘りません』
・『会議室については、特に拘りません』
・『価格には拘りませんが、内容には拘ります』

「拘りません」の類語や言いかえ

「拘りません」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「執着しません」

「拘りません」の類語には、「執着しません」があります。

「こだわる」ことを熟語で言いかえたのが「執着」ですので、同じような意味で使用できる類語と言えます。

「とらわれません」

また、「とらわれません」「拘りません」の類語と言えます。

こちらは「ものごとにとらわれない」のように使用される言葉で、「こだわらない」と同じような意味で使用できる言葉なのです。

まとめ

このように「拘りません」は、何かに執着しない様子を表現した言葉です。

ビジネスでも使用できるものなので、おぼえておくとよいでしょう。