この記事では「お掛けになってお待ち下さいませ」という言葉について説明していきます。
「お掛けになってお待ち下さいませ」とは?
面接や商談など、初めてその場所に来る人に会議する体制が整うまで椅子に座って待っていてくださいという意味の言葉です。
席の場所を指定する意味で「そちらにお掛けになってお待ち下さいませ」という方がわかりやすい場合もあります。
この言葉に関しては椅子の配置、量などによって状況が異なる部分があります。
「お掛けになってお待ち下さいませ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
特に入社面接の場合、座る位置などを緊張してわからなくなってしまうということもあり得るため、座る場所をわかりやすく指定したほうが良いと言えるでしょう。
複数回訪れている人に対してはそれほど注意すべき点はありません。
「お掛けになってお待ち下さいませ」を使った例文
・『面接官が来ますので、時間までそちらにお掛けになってお待ち下さいませ』
入社面接での使い方です。
「面接官」の部分は人名であったり「面接をいたしますので」という言い方になることもありえます。
特に会議室のような椅子の多いところである場合、場所を指定したほうが良いでしょう。
・『番号をお呼びいたしますのでお掛けになってお待ち下さいませ』
病院待合室での使い方の例です。
こちらは特に椅子を指定する必要はなく、「開いている場所にお掛けに」とすることもあります。
混雑時はお掛けになってを省略せざるを得ないこともあります。
・『お掛けになってお待ち下さいませ、案内のものが参ります』
ホテルなどで受付をした後ロビーで待ってもらうというシチュエーションでの使い方です。
「お掛けになってお待ち下さいませ」の類語や敬語での言いかえ 「お座りになってお待ち下さいませ」が言い換えとして使えますが、「お座りと」「お掛け」はお掛けのほうが一般的に用いられており、「お掛けになってお待ち下さいませ」から大きくかえた表現は少ないと言えます。
「お掛けになってお待ち下さいませ」の類似表現
座る、掛ける、待つという言葉が含まれれば類似とも言えますが、「しばらくそちらでおくつろぎください」という言葉は部屋の構造が適していれば類似表現と言えます。
この場合のそちらはロビーなどを指します。
面接や商談では使いにくい表現です。
「お掛けになってお待ち下さいませ」の敬語表現
お掛けになってお待ち下さいませの時点で敬語で、目上の人にも問題なく使えます。
「お掛けになってお待ち下さいませ」の返答や返信例
「はい」などでも問題ないですが、「ありがとうございます」という返答でも良いでしょう。
まとめ
「お掛けになってお待ち下さいませ」は座って待っていてほしいという意味で、使う場所がやや限定的な言葉と言えます。
面接や商談、病院の待合などがよく使われるケースです。