「ご高覧ください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご高覧ください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご高覧ください」という言葉について説明していきます。

「ご高覧ください」とは?

「見てください」「御覧ください」といった意味と同じですが、非常に目上の人に見てもらいたいという時に使う言葉で、会社で言えば創設者や上層部、武道で言えば総帥などになり、現在進行系で指導を受けている野球のコーチに使う言葉とは言い難いでしょう。

プロ野球チームのオーナーや亡くなったコーチなどに対して思うということはありえます。

文章で使うこともあれば口頭で使うこともある言葉ですが、カジュアルな場では使いません。

架空の文章でも立場の差や尊敬の意図を示す際に使うことができます。

「ご高覧ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

非常に目上の人に使う言葉であるという点が注意点で、親しい上司などに使うとへりくだりすぎた言葉になってしまいます。

創設者クラスの人であれば使えると言え、資料などを「ご高覧ください」ということも可能とはいえます。

接客において使うケースはかなり少ないと言え、普通のお客さん相手であれば「御覧ください」あたりを使って問題ないとはいえます。

来賓のような客というケースではご高覧くださいということもありえますが、極めて稀なケースでしょう。


「ご高覧ください」を使った例文

・『こちらの作品をご高覧ください』
美術館などでの使用例で、美術の世界などでは来賓、大家といえる人がいるため、比較的使われるケースがある言葉だといえます。

・『練習生の稽古をご高覧ください』
武道、武術の世界も総帥のような人がいることがあり、使われるケースがあります。

・『こちらの新社屋の設計資料をご高覧ください』
会社ではご高覧くださいとまで言う相手は少なく、急に創設者に普段の会議資料を見せるということもなく、本社ビルを新築するなどで使うことはあります。

「ご高覧ください」の類語や敬語での言いかえ

「ご覧ください」「見てください」などが類語ではありますが、「ご高覧ください」は非常に目上の人相手の言葉となり、これに並ぶ言葉は少ないといえます。

「ご高覧ください」の類似表現

「ご高覧いただきますよう」とすることもできます。

「ご高覧ください」の敬語表現

この時点で非常に丁寧な言葉で「ご高覧いただけると幸いです」など「ご高覧」の後の言葉を変化させることは可能です。

「ご高覧ください」の返答や返信例

「わかった」という意図を伝えて本当に見るというのが返答としてベターですが、ご高覧くださいと言われる立場の人は極めて少ないといえます。

まとめ

ご高覧くださいという言葉は使用するシーンが極めて少ない丁寧な言葉で、皇族、王族といった方であれば幅広いジャンルである程度使うことができるでしょう。