この記事では「ご指定いただければ幸いです」という言葉について説明していきます。
「ご指定いただければ幸いです」とは?
時間の都合や、場所の指定、指示の内容などを指定して欲しいという意味合いで、選択肢があるケースでもないケースでも使うこと自体は可能ですが、「二枚の写真からどちらかをご指定いただければ幸いです」というような使い方をします。
言われる側が決める立場にあるということにある言葉です。
指定席という言葉はありますが指定席を取る際には直接は使わず、旅行代理店が客に「席の位置をご指定いただければ幸いです」と聞くか同行者に聞くというケースはありえます。
「ご指定いただければ幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご指定ください」という言葉よりやや柔らかい表現になりますが、意図が伝わる相手であれば問題なく使うことができます。
「ご指定いただければ幸いです」自体も敬語で目上の人にも問題なく使え、社内での資料作成等のケースで使うことはあり得るでしょう。
接客においては配送や工事日時の指定、商品の色の指定などで使うことがありえますが、「色はどれになさいますか」という言葉のほうが色の指定には多く使われ、配送日の指定などのほうが意図が近い言葉が使われ、発声しても使われます。
「ご指定いただければ幸いです」を使った例文
・『配送日をご指定いただければ幸いです』
配送商品での用例です。
この場合カレンダーなど表記するケースと、自分で日付を記入するケースがあります。
・『設置場所をご指定いただければ幸いです』
テレビや冷蔵庫などの大型家電を配送する際の用例です。
・『グラフの形状をご指定いただければ幸いです』
上司などに資料作成のアドバイスを頼むという用例ですが、「どうすればいいでしょうか」と聞くプロセスを経て使うことが考えられます。
「ご指定いただければ幸いです」の類語や敬語での言いかえ
「ご指示いただければ幸いです」「ご指定ください」などはほぼ同じように使え、「選んでください」「お選びください」は選択肢が明確な場合に使えます。
「ご指定いただければ幸いです」の類似表現
「ご指定いただけますと幸いです」とするとほぼ同じ言葉と言えます。
「ご指定いただければ幸いです」の敬語表現
「ご指定いただければ幸いでございます」などとすることも可能です。
「ご指定いただければ幸いです」の返答や返信例
指定した答えを返すのが理想です。
まとめ
ご指定いただければ幸いですという言葉は「ご指定ください」を柔らかい表現にしたものですが、意図までは大きく変化はなく、相手によってはこちらのほうが使いやすいでしょう。