「ご提出いたします」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご提出いたします」とは?
「提出」は「相手に渡すこと」を意味する言葉です。
「提出」の「提」は「さげる、持ち出す」などの意味を持つ漢字です。
これは「提案」、「提示」、「提供」など、何かをその場に持ち出すことを表現する場合に使用されるものだと言えます。
ここでは「ご~いたします」との謙譲語表現を使用しています。
これは「いたす」が謙譲語の「する」であり、「ます」が丁寧語の語尾になっている言葉です。
これにより、相手に対して自分が「する」ことをへりくだって表現できます。
ここでは「提出する」行為をへりくだって、相手への敬意を示しているのです。
これらのことから「提出する」を謙譲語により丁寧に言いかえたのが、「ご提出いたします」だと言えるのです。
「ご提出いたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご提出いたします」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょう。
たとえば、貴方の会社で書類提出があったとします。
それは、人事部から通達されたもので、家族の生年月日を記載した書類を提出するものでした。
このような場合には「生年月日を記載いたしましたので、こちらに書類をご提出いたします」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に対して敬意を示しながら、手元の書類を提出することを表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、敬語の程度に気を付けましょう。
「ご提出いたします」、「提出いたします」、「提出します」など、様々な表現が可能なのです。
相手や状況に応じて、適切な敬語の程度を見極めながら使いこなす必要があるのです。
「ご提出いたします」を使った例文
「ご提出いたします」を使った例文を挙げます。
例文のように、自分が持っている何かを相手に差し出す場面で使用すると、上手に使いこなせることでしょう。
・『こちらの書類をご提出いたします』
・『ご提出いたしますので、おおさめください』
・『明日までにご提出いたします』
「ご提出いたします」の類語や敬語での言いかえ
「ご提出いたします」の類語や敬語を解説していきます。
「ご提出いたします」の類似表現
「提出」は「提示」と言いかえできます。
ただし、「提出」と「提示」は少し意味が違いますので、言いかえる場合には注意して使用しましょう。
「ご提出いたします」の敬語表現
「ご提出いたします」を別な方法で敬語表現するとどうでしょう。
たとえば「ご提出差し上げます」と、より丁寧な表現にすることが可能です。
まとめ
このように「ご提出いたします」は相手に何かを提出する場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用機会の多い言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
