この記事では「頂戴します」について解説をします。
「頂戴します」とは?意味
何かをもらったり、もらって食べたりすることを意味します。
「頂戴」は、もらったり、もらって食べたりすることを、相手を敬って自分を控えめにした表現です。
物を与えてくれの意を親しみを込めた表現でもあります。
この意味の場合は「牛肉を100gちょうだい」のような用い方をします。
「し」は「する」のことで、ある動作や行為を行うという意味です。
「ます」は敬意を表します。
「頂戴します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、目上の人から何かをもらったり、もらって食べたりするときに用います。
自分の側を控えめに表現することで、相手を敬う表現です。
「し」は「する」のことで、「する」は謙譲語にすると「いたす」となります。
しかし、「頂戴いたします」とすると二重敬語になってしまうので、「頂戴します」と表現をします。
「頂戴」という言葉は、物質としての物をもらうときにも、非物質の時間などをもらうときにも使用できるものですが、後に「します」とつける場合には、一般的には物質としての物をもらうときに用いることが多いです。
敬う気持ちを伝えるためには、態度も丁寧なものにすることが大切です。
どんなに言葉を丁寧にしていても、態度がぞんざいでは相手を敬う気持ちが伝わりません。
物を受け取るときには、相手の方に体を向けて両手を使います。
片手で受け取ったり、何かをしながら受け取ったりしてはいけません。
そして、何かをもらったときにはお礼を述べます。
対面の場合はその場で、そうでない場合はできるだけすぐにお礼を伝えます。
使うときに気をつけたいのは、名前を聞くときには用いないことです。
名前はもらうものではないので、「教えてください」「伺ってもよろしいでしょうか」などの表現をします。
また、預かるものなど一時的に自分のものになる物にも使用しません。
この場合は「預かる」とするのが適切です。
メールでこの言葉を使用する際には、ひらがなで書いても問題はないのですが、幼い印象を与えるので漢字で書くことが望ましいです。
「頂戴します」を使った例文
・『ありがたく頂戴します』
「頂戴します」の返答や返信例
返答しない場合もありますが、返答するときには何を与えたかによって返答内容が変わります。
物であれば「どうぞ」など相手に勧める言葉を述べてもよいでしょう。
まとめ
この言葉は、話し手が何かをもらうときに用いるものです。
相手を敬って自分を控えめに表現しています。
丁寧な言葉遣いをするだけでなく、程度も丁寧なものにしましょう。
そして、お礼を述べることを忘れないようにします。