「早速ではございますが」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「早速ではございますが」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「早速ではございますが」という言葉について説明していきます。

「早速ではございますが」とは?

挨拶などをそこそこで切り上げ、本題に入るという時に使われる言葉です。

トレンド・時流に早く乗るという形でも使うことは出来ますが、あまり使うことはないといえます。

口頭で使うことが多い言葉で、プレスリリースなどではあまり使われません。

読み飛ばしが出来る文章では必然性が低いと言えるかもしれません。

一方電話では早いほうが良いということもできます。

「早速ではございますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

本題に入りますというニュアンスで使われる言葉で、あまり前置きが長い、挨拶が長いというケースでは使うことはできない言葉ではあります。

商談や会談において時間がないというアピールとして使う、行動するということも可能です。

接客においては対面では早い段階で商品そのものを紹介するという使い方は可能です。

例えばカタログと展示品がある場合に説明が展示品にすぐに移る場合、早速ではございますがということは可能でしょう。

レジなどの接客では使うことはほぼありません。


「早速ではございますが」を使った例文

・『早速ではございますが、不具合が出てしまったのですが』
試作品の機構調査などで使わないことはないという用例です。

この場合試作品を渡されて1日以内と考えられます。

・『早速ではございますが、こちらをご覧ください』
訪問接客で挨拶から即資料を提示するという使い方です。

・『早速ではございますが、開始といたしましょう』
挨拶を早めに切り上げるという例でパーティなどで使うケースとなります。

「早速ではございますが」の類語や敬語での言いかえ

「取り急ぎになりますが」が最も近い部類と言えるでしょう。

かなりカジュアルな使い方になりますが「いきなりではございますが」も類語とはいえます。

「早速ではございますが」の類似表現

「やや急ぎますが」という言葉も類語ではありますが、丁寧さが「早速ではございますが」の方が優れています。

「早速ではございますが」の敬語表現

早速ではございますがの時点で敬語となっています。

「ございますが」が非常に丁寧です。

「早速ではございますが」の返答や返信例

事態を進めることに同意するリアクションを取るか、特に何もしなくても問題ないとも言え、本題でしかり返せばよいでしょう。

まとめ

早速ではございますがという言葉は挨拶を切り上げて使うケースが多く、本題と挨拶に分かれた場がメインといえます。

この本題はパーティということもあれば、事業そのものということもあります。