「楚々として」とは?使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「楚々として」とは?
「楚々として」は「そそとして」と読みます。
「楚」という言葉は普段あまり使いませんが、「小枝」という意味を持つ言葉です。
この漢字には他にも用法がありますが、「楚々として」と使った場合には、この「小枝」の意味が込められているのです。
「楚々として」は「可憐な佇まい」を示す言葉です。
語源は明確ではありませんが、細く小さい枝の様子になぞらえて、「楚々として」と言うようになったと推察できます。
また、この言葉は主にポジティブな意味で使用されます。
そのため、「楚々として」には「美しさ」を表す意味も含まれているのです。
「楚々として」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「楚々として」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが客先を訪問したとします。
その際に、受付の方が会議室まで案内してくれました。
その受付の方は動作が非常に可憐で、言葉づかいにも上品な雰囲気がありました。
このような場合には「さきほどの受付の方は、楚々としていました」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の可憐な佇まいを、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、普段あまり使われない言葉であることに注意しましょう。
「楚々として」を聞いた人も読んだ人も、多くの場合はネットで調べることになるでしょう。
相手にとって分かりにくい表現を使用することのメリットとデメリットを考慮して、選択するべき言葉なのです。
「楚々として」を使った例文
「楚々として」を使った例文を挙げます。
例文のように、「可憐な佇まい」を示す言葉であることに注意して使うと、文章に組み込みやすいでしょう。
・『彼女はいつも楚々としています』
・『この建物は楚々として見事でございます』
・『楚々として対応していました』
「楚々として」の類語や言いかえ
「楚々として」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「可憐な佇まいで」
「楚々として」の類語には「可憐な佇まいで」があります。
少し直接的すぎる表現だとも言えますが、同じ意味で使用できる言葉なのです。
「清楚に」
また、「清楚に」も「楚々として」の類語と言えます。
こちらも、清く美しい様子を示すことから、同じような意味で使用できる言葉だと言えます。
まとめ
このように「楚々として」は、可憐な佇まいであることを表現した言葉です。
普段使う機会は多くありませんが、意味を理解していれば何かの折に役に立つ表現だとも言えます。