「ギャップイヤー」とは?
使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「ギャップイヤー」とは?
「ギャップイヤー」は、一般的に大学入学前の余暇期間を示す言葉です。
これは、オーストラリア、イギリス、カナダなどで見られるものです。
また、日本ではあまり聞きなれないものでもあります。
海外では、高校を卒業しても、あえてすぐに大学に進学しない場合があります。
その期間は、さまざまな人生経験を積むための期間として有効活用するのです。
そのため、高校卒業と大学入学の間のギャップの期間として「ギャップイヤー」と表現するのです。
この期間の過ごし方は様々ですが、学校や会社に所属していると実行できないような、まとまった時間が必要な活動にあてることが一般的です。
「ギャップイヤー」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「ギャップイヤー」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが就職活動していたとします。
しかし、あなたの経歴には、空白期間がありました。
それは、高校卒業から大学入学までの一年間でした。
この期間に、あなたは自転車での日本一周していたのです。
しかし、就職活動ではスマートに表現するべきだと考えました。
このような場合には、「その期間は、ギャップイヤーとして有効活用しました」と説明するとよいでしょう。
これにより、無為に過ごしていたわけでないことを、スマートに言いかえできるのです。
この言葉を使用する場合、日本ではあまり使われないことに注意しましょう。
大学入学前に空白期間があれば、大学浪人したと思われるのが普通です。
そのため、ギャップイヤーと表現する場合には、相手が納得できるだけの有意義な活動を、合わせて説明するべきなのです。
「ギャップイヤー」を使った例文
「ギャップイヤー」を使った例文を挙げます。
・『ギャップイヤーと割り切って、長期の旅行に出かけた』
・『今がギャップイヤーだからこそできることがある』
・『ギャップイヤーにしかできないことをしたい』
「ギャップイヤー」の類語や言いかえ
「ギャップイヤー」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「ギャップターム」
「ギャップイヤー」の類語には「ギャップターム」があります。
「イヤー」と「ターム」は、「年」と「期間」の違いです。
「ギャップターム」のほうが、より幅広い意味で使用できる汎用的な言葉だと言えるのです。
「空白期間」
また、「空白期間」も「ギャップイヤー」の類語と言えます。
ただし、この言いかえをした場合には、病気など無為に過ごしたゆうにも聞こえるので、使い分けに注意しましょう。
まとめ
このように「ギャップイヤー」は、高校卒業と大学入学の間のギャップの期間を示す言葉です。
日本ではあまり聞きなれない言葉なので、注意して使いましょう。