「世に聞く」というワードのビジネスでの扱い方についての解説です。
「世に聞く」とは?意味
「世に聞く」は、「世に聞こえる」というワードが解釈され生まれたワードで意味は、世間でよく聞くという意味です。
「世に聞こえる」というワードが、世間的に聞こえてくる音や事情のことを指すので、ビジネスにおいては、「世に聞く」は、世間的に知られているという意味になります。
なお、何が世間的に知られているかについては、「世に聞く新型のEV自動車」という具合に、何が知られているかを述べることでそれが世間に広がっていると表します。
「世に聞く」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「世に聞く」は、ビジネスにおいては、世間的に知られている何かを意味し、使い方については、「世に聞く、クラウド会計ソフトか」のように世間的に何が知られているかを周囲に述べる際に使用します。
そのうえでこの言葉の注意点は、ビジネスの場合は一般常識である場合に周囲から賛同をされるので、一般常識から外れている場合は、間違っていると返事が返ってくるので、上司の方でも間違いを間違いであると訂正することが可能なのかが問われます。
「世に聞く」を使った例文
・『これが世に聞く、オートメーション化したパン工場か』
・『世に聞く、プレミアムフライデーはわが社では実地しない』
「世に聞く」の返答や返信例
「世に聞く」という言葉への返答は、何を世間一般で聞いていると述べているかが返事です。
なので、ビジネスにおいてそれは常識ですという場合は、「世に聞く」の返事は、「そうですね」というように前向きに相手の「世に聞く」と述べた常識が正しいと肯定します。
ですが、相手の述べた常識が間違っている場合、「世に聞く」の返答は、果たしてそうでしょうか?」という疑問のほか、「私は間違っていると思います」という具合に否定的な返事を応えとすることもあるのです。
まとめ
「世に聞く」は、ビジネスにおいては、一般に知られている技術だったり、新しいテクノロジーのことを意味します。
よって、会社に貢献する何かを「世に聞く」何かであると定め、上司なり、部下なりが「世に聞く」というワードを使用して会社に貢献する何かであると述べるのです。
ただ、このワードは本当にそうなの?と疑問を持たれると途端に打たれ弱くなり、やっぱり、「世に聞かないかも」と言葉を訂正することも多々ありますので、あくまで確信がある場合に、このワードを使用して自信をもって会社に貢献するテクノロジーか何かであるというとよいでしょう。
そして、万が一、そのテクノロジーが間違って解釈されていて会社に役立たないものだったとしても、話を合わせてあげたり、スルーしたりして相手の方を傷つけない方法を取るのもビジネスマンにおいては一つの争いを避ける手段になるので、時には、このワードはスルーするのもよいかもしれません。