この記事では「取りに行く」について解説をします。
「取りに行く」とは?意味
こちらのものにするために、ある場所に向かって進むという意味です。
「取り」は「取る」のことです。
取るには数多くの意味があるのですが、この言葉の場合は相手から受け取って自分のものにするという意味で用いています。
「行く」はある目的地に向かって進むという意味です。
「取りに行く」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを受け取るために、どこかに向かうことを指して用います。
行くのは、多くの場合は話し手です。
この表現は敬語ではないので、目上の人や取引先の人に対して述べるのは適切ではありません。
丁寧な表現にすると「取りに伺う」「取りに伺います」となります。
「伺う」は「訪れる」「訪問する」の謙譲語です。
自分の側を低めて表現し、相手を敬う意になります。
訪問をするのは話し手です。
メールや口頭で、何かを取りに行きますと伝えるときには、「取りに行く」ものの名前をあげておくとよいでしょう。
たとえば、資料を受け取りに行くなら「資料」という言葉を添え、サンプルを受け取りに行くのなら、「サンプル」という言葉を添えるのです。
ビジネスの場では、さまざまな人とさまざまなもののやり取りをします。
相手は話し手とだけ取引をしているのではなく、その他にも取引先はあります。
その取引先と話し手のことを間違えてしまい、渡すべきものを間違えてしまうこともないとは言い切れません。
受け取りに行くものの名前を述べておけば、相手は何を渡せばよいのかはっきりとし、間違えを防ぐことにつながります。
「取りに行く」ときには、いつごろに行くのかも伝えておきましょう。
突然訪れても、相手は忙しくて対応できないかもしれません。
また、渡すべきものの準備ができていないことも考えられます。
いつ行くのかを伝えておけば、そのときに対応できるように準備をしておいてくれることでしょう。
また、この言葉は相手の場所に行って何かを受け取ることだけでなく、「倉庫に何かを取りに行く」などの用い方もします。
その場合は「行ってまいります」などの別の表現ができます。
「取りに行く」を使った例文
・『資料を取りに行く』
・『できあがった食事を取りに行く』
「取りに行く」の返答や返信例
何かを取りにこちらに来るという場合には、そのものを渡せるように準備をしておきます。
来ても問題ない時間帯を伝えておきましょう。
まとめ
この言葉は、何かを受け取るためにどこかに行くことを指して用います。
受け取るための相手がいて、その相手の場所に行く場合には、「行く」ではなく「伺う」とした方が丁寧です。