「向かえる」とは?
使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「向かえる」とは?
「向かえる」は「向かう」という動詞をベースにしています。
「向かう」を実現可能であることを示す形に活用したものが「向かえる」なのです。
これは「向かうこと」が「できる」を意味します。
「向かう」は「その方向を見る」、もしくは「その方向に進む」ことを意味する言葉です。
ここでは「向かえる」としていることから、「その方向を見ること」、「その方向に進むこと」が、実現可能であることを示すのです。
また、間違えやすい表現に「迎える」があります。
こちらは同じく「むかえる」と読みますが、意味は「訪問などを受け入れる」です。
漢字変換を間違えるだけで、全く別の意味になってしまうのです。
「向かえる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「向かえる」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが顧客と電話していたとします。
今日の午後に出発して、顧客を訪問する予定でした。
午前中は外せない仕事があったのです。
このような場合には「今日の午後には、そちらに向かえる見込みです」と述べるとよいでしょう。
これにより、あなたが出発可能となるのが午後であることを、たくみに言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する場合に注意したいのは、会話で使用する場合です。
「向かえる」と「迎える」は、会話で使用する場合に識別できないのです。
相手に誤解を与えないための工夫としては、「そちらに向かえる」など、言葉を補って使用することをおすすめします。
「向かえる」を使った例文
「向かえる」を使った例文を挙げます。
例文のように「向かえる」が「向かう」ことが「できる」を意味することを意識して使用するとよいでしょう。
・『午後には向かえる見込みです』
・『今日から新しい目標に向かえることになりました』
・『より高い成長に向かえるように取り組みたい』
「向かえる」の類語や言いかえ
「向かえる」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「進める」
「向かえる」の類語には「進める」があります。
「向かう」と「進む」で使用できる言葉は異なりますが、「目標に」などと組み合わせれば、同じように使用できる言葉になります。
「出かけられる」
また、「出かけられる」も「向かえる」の類語と言えます。
こちらは訪問する、出発するの意味で使用する場合に限定した類語と言えます。
どちらも目的地に向かう事が、実現可能であることを示す言葉なのです。
まとめ
このように「向かえる」は、「迎える」と混同しやすい言葉と言えます。
「向かう」ことが「できる」とおぼえておくと、間違えずに使用できることでしょう。